グーグルマップがサステナブルな新機能を発表!グーグル社の環境問題への取り組みをご紹介
グーグルマップがサステナブルな新機能を発表し、グーグル社の環境問題への取り組みが注目されています。サステナブルな新機能に関して詳しく紹介し、グーグルがどのように環境問題をリードし、すべての人が気候変動の解決策の一部となれるようにしているかを徹底解説します。
目次
7. 1,000万ユーロの「気候変動への挑戦」を立ち上げ、緑の復興を加速
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Google.org Impact Challenge on Climateは、テクノロジーを活用して欧州がより環境に優しく、より回復力のある未来に向けて前進することを目指す大胆なアイデアに1,000万ユーロの資金を提供します。
選ばれた組織は、アイデアを実現するために、最大200万ユーロの資金と、*Google for Startups Acceleratorによるカスタマイズされたポストグラントサポートを受けることができます。
*Google for Startups Accelerator・・・成長段階にあるスタートアップ企業が、専門家による技術、製品、リーダーシップなどのトレーニングを、自社のビジネスに合わせて受けることができるグローバルシリーズのプログラム。
8. 画期的なAI研究で建物の効率を飛躍的に向上
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2016年、グーグルとDeepMindは、AIを利用して、グーグルのグローバルデータセンターの冷却システムの制御を開始しました。
その後も2社は協力し、最もエネルギーを必要とするデータセンターの冷却システム改善を続けた結果、30%の電力削減をもたらしています。
ただ、これは素晴らしいことですが、まだスタート地点に過ぎません。
現在、グーグルはAIを活用した省エネを世界規模で実現するために、産業用*適応制御プラットフォームを開発しました。
*適応制御・・・加工中の条件変化を検出して、所定の加工状態を保つように制御する技術のこと。
これらの解決策は、最大手の産業用企業やビル管理ソフトウェアプロバイダーに提供していきます。
これらのソフトウェアプロバイダーを合わせると、世界の大型商業ビルの設置面積の60%近くを占めており、惑星規模の効率化が実現しました。
9. 2022年までに10億人の人々に環境フットプリント削減のための新たな行動様式を提供する
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グーグルは、個人が及ぼしている環境への影響をよりよく理解し、二酸化炭素排出量を削減できるような製品や技術を開発しています。
今後2年間で、人々をより持続可能な選択肢につなげ、適切なタイミングで実行可能な情報を提供する機能を構築します。
グーグルの目標は、新しいサステナビリティ機能を主要製品に直接導入することで、毎年10億人の人々の*環境フットプリント削減を支援することです。
*環境フットプリント・・・人間の生活がどれほど自然環境に依存しているかを、わかりやすく伝える指標で、 人間活動が環境に与える負荷 を、 資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値のこと。
「Google Flights」では、ヨーロッパの一部のフライトについて、二酸化炭素排出量の推定値と排出量によるソート機能を追加しました。
また、グーグルショッピングでは、カーボンニュートラルな配送や持続可能な商品の強調表示を追加しました。
その他にもたくさんの機能が追加される予定です。
まとめ
グーグルのサステナブルな新機能の導入や環境問題への取り組みは、世界的に見てもトップクラスであり、「環境に優しい企業」と言えます。
また、グーグル社には、社員を信じ、自由を与え、自ら判断させる環境があるからこそ、新機能開発も行いやすく、今回のようなサステナブルな新機能が生まれたのでしょう。
今後、多くの企業がグーグル社をお手本とし、イノベーションを起こし、他企業と提携していく姿勢を取り入れることで、環境問題への取り組みはさらに加速化することを期待しています。