THE BODY SHOPが2023年には完全ヴィーガンに!その取り組みをご紹介
THE BODY SHOPの店頭に並ぶ製品全てがもうすぐヴィーガンになります。ヴィーガン情報に敏感な欧米では、すでに大きな話題を呼んでいる大ニュース!日本では公式未発表のプレスリリース内容に迫ります。
プレスリリース発表について
約半世紀にわたり、さまざまな社会活動を通して業界をリードし続けてきたTHE BODY SHOPが、2021年6月、次なる目標として、2023年末までに自社製品ラインナップの100%ヴィーガン認証を目指すことを発表しました。
今後の展望と掲げる目標
画像:The Vegan Societyの認証マーク
THE BODY SHOPが製品ラインナップの100%ヴィーガン認証を取得するにあたり、その対象となるのは、なんと3700種類にもおよぶ化粧品原料です。
全ての基準をクリアすることにより、THE BODY SHOPは、国際ヴィーガン認証機関であるThe Vegan Societyの認証を保有する、初めてのグローバルビューティーブランドとなります。
認証を受けた製品一つ一つには、ひまわりのシンボルが特徴的な、The Vegan Societyのトレードマークが付与されます。
各国認証機関と認証マーク一覧はこちら(英語リンク)
同社はさらに、年内に500店舗で詰め替えステーションを展開、翌年2022年には世界中で300以上の店舗に追加予定と発表しました。
現在すでに、68%のTHE BODY SHOP製品がリサイクル可能になっており、2025年までには、全てのボディケア・ヘアケア製品がリサイクル可能なパッケージに生まれ変わります。
これにより、店舗、家庭の両方でプラスチックなどのごみをさらに減らすことが可能になります。
写真:THE BODY SHOP店内の詰め替えステーション
今回のプレスリリースで、グローバル ブランド ディレクターのLionel Thoreauは以下のコメントを発表しています。
「100%ヴィーガンを目指すという決意は、THE BODY SHOPの次なるステップとしてごく自然のことです。
創業者Anita Roddickの功績により、我々は、化粧品開発における動物実験反対を掲げる最初の美容会社になり、そしてクルエルティーフリームスク使用の香水を手がける最初の主要美容ブランドとなりました。
ヴィーガン美容は、当社の掲げる持続可能性や環境保護の取り組みにとって大変重要なものです。
この世界的な、詰め替え・ストア内リサイクル商品計画は、THE BODY SHOPを、エシカル消費を意識するカスタマーの目的地にするでしょう」
THE BODY SHOPが目指すヴィーガンコスメって?
THE BODY SHOPの製品の半数は、すでにヴィーガン対応である一方で、残り半分の商品には、ハチミツやミツロウ、ラノリンなどの成分が使用されています。
それらの原料は、卓越した知識を持つ生産農家から譲り受けた、持続可能な自然の成分であり、化粧品成分として素晴らしい効果と恩恵をもたらすものである一方、完全なヴィーガン原料ではありませんでした。
ヴィーガンコスメは、動物を犠牲にすることでもたらされる、如何なる動物由来成分も含みません。
また、動物を殺さないだけでなく、動物から搾取した成分も使用しません。
全ての成分がクルエルティーフリーでエシカルな原料のみで作られたものだけが、ヴィーガンコスメを名乗ることができるのです。
注釈:ハチミツやミツロウは、本来、ミツバチが生きていくために集めた食料・巣の材料であることから、動物から搾取を行わないヴィーガンの考え方から逸脱した成分とされる
まとめ
”100%ヴィーガン商品が並ぶコスメショップが、どの街にもあるのが当たり前”
そんな日が、すぐそこまで来ています。
賛同する取り組みを行う企業を応援することで、個人の力では成しえなかったかもしれない、壮大なプロジェクトの一部になることができます。
とても幸運なことに、私たちにはそのような選択肢が身近にあるのだと、この記事を通して再認識することができました。
日々のセルフケア用品や、大切な人への贈り物に、THE BODY SHOPの製品を選ぶ。
たったそれだけで、世界は確実に良い方向へ向かいます。