4月22日はアースデイ、ヴィーガニズムとの関連性と東京で行われるイベントをご紹介
環境保護とサステナビリティへの意識を高め、実際にアクションを促すことを目的としたイベント「アースデイ」。その起源や特徴、ヴィーガニズムとの関連性や、東京で毎年開催されるイベントについてご紹介します。
アースデイとは、毎年4月22日に行われる、環境保護と持続可能性に向けた意識を高め、行動を促進することを目的としたイベントです。
1970年にアメリカで初めて祝われ、それ以来、世界中の人々が地球とその幸福への支持を示すために集まる世界的なイベントとなっています。
毎年4月22日のアースデイには、友人や家族をイベントに誘って、楽しみながら環境や私たちの未来について考え、話し合う時間を設けてみてはいかがでしょうか。
今回の記事では、アースデイの起源やヴィーガニズムとの関連性、東京で毎年開催される「アースデイ東京」についてご紹介します。
アースデイの起源
アースデイ」の起源は、1970年のアメリカにさかのぼります。
1969年にカリフォルニア州沖で発生した、原油流出事故の被害を目の当たりにしたゲイロード・ネルソン上院議員が、「環境教育と啓発のための日」を作ろうと思い立ったのが始まりです。
ネルソン上院議員は、環境活動家や主催者のチームとともに、環境保護と保全の緊急の必要性に注意を喚起する草の根運動の創設に取り組みました。
1970年4月22日に開催された第1回アースデイは、全米で数百万人がイベントやデモに参加し、大成功を収めました。
アースデイがもたらした影響は大きく、環境保護庁(EPA)の設立や、大気浄化法、水質浄化法、絶滅危惧種法など、重要な環境保護法の成立につながりました。
また、この活動がきっかけとなり、世界各地で同様のイベントや運動が行われるようになり、1990年に世界的なイベントとしてアースデイが制定されました。
今日、アースデイは、環境教育、意識向上、行動の重要な日であり、世界中の人々が地球とその幸福への支持を示すために集まっているのです。
アースデイとヴィーガニズムの関連性
ヴィーガニズムにはさまざまな定義がありますが、肉、乳製品、卵などの動物性食品の摂取を避け、植物由来の食生活を徹底することで、動物の搾取や残酷な虐待の根絶を目指し、動物の権利や人と環境にやさしいライフスタイルの実践を意味します。
ヴィーガンといえば動物愛護のイメージが強い方も多いですが、動物の権利のためだけでなく、畜産が森林破壊や水質汚染、温室効果ガスの排出など環境に与える影響から、環境保護主義と関連する部分も多くあります。
アースデイとヴィーガニズムの関係は、プラントベースの食事を採用することで環境に良い影響を与えることができるという事実にあります。
例えば、畜産は世界の温室効果ガス排出量の約14.5%を占めており、これは運輸部門全体の排出量を合わせた量よりも多いのです。
さらに、畜産は森林破壊、土壌侵食、水質汚染の主な原因となっています。
一方、プラントベースの食事は、畜産に比べ、土地、水、資源を大幅に削減することができます。
オックスフォード大学の研究によると、ヴィーガン食に切り替えることで、個人の二酸化炭素排出量を最大73%削減することができると発表されています。
さらに、プラントベースの食事はより持続可能で効率的であることが示されており、より少ない資源でより多くの人々を養うことができる可能性があります。
このような事実から、アースデイはヴィーガニズムとも密接に関係しています。