世界最速F1レーサー、ルイス・ハミルトンのヴィーガンライフスタイルとは?
F1レーサールイス・ハミルトンは数年前からヴィーガンになり、アスリートでもヴィーガン食生活で身体づくりができることを証明しました。環境問題のみならず動物福祉や人種問題にも関心を寄せ、取り組みを行っているルイス・ハミルトンを紹介します。
ハミルトンのレースキャリアにおける多大なる功績から、F1ドライバー4人目(現役ドライバーとしては史上初)となる、ナイトの爵位が2021年に彼に与えられました。
F1ドライバーとしても素晴らしい功績を残すハミルトンは、ヴィーガンそして環境保護活動家、動物福祉活動家であり慈善活動も熱心に取り組んでおり、まさにヴィーガンライフスタイルを実践しています。
ハミルトンがヴィーガンである理由
ハミルトンは、2017年にドキュメンタリー映画What the Health(ホワットザヘルス)を鑑賞し、この映画により、食べ物による環境、動物福祉、そして健康への影響からヴィーガンになったとBBCとのインタビューで答えています。
農畜産業による森林破壊、動物虐待、海水温度上昇など環境は日々衰退しており、私たちが口にする食物が環境破壊に貢献しているということを認識することを、ハミルトンは同インタビューで訴えています。
菜食主義はアスリートには向かないと言われていることも知っているハミルトンは、2019年に、菜食主義、タンパク質、運動に関する誤解を検証する、ドキュメンタリー映画Game Changer(ゲームチェンジャー)のエグゼクティブプロデューサーとして参加し、アカデミー賞を受賞したこともある映画製作者のジェームズ・キャメロンとともに作成しました。
ヴィーガンとなることが環境問題の解決方法の一つとして訴えるハミルトンは、アスリートでもヴィガーンになれることを実証しました。
ソーシャルメディアを使いファンに問いかける
2600万人以上のインスタグラムフォロワーがいるハミルトン。SNSは、彼の思いを共有するには最適の場所と言えます。
屠殺時の動物への残酷な行為が、ヴィーガンになると決めた理由のハミルトンにとって、動物の権利についての話題は、彼が定期的にSNSにあげる一つです。
私たちは皆、声をあげる権利を持っています。私は自分のSNSのアカウントを通して声をあげることは、私にとって正しい使い方で、使用しないことは私は違うと思っています。と彼は豚農場からの写真と共に、2018年にインスタグラムに投稿しています。
ハミルトンはまた、彼のインスタグラムを通して、LGBTQ+をサポートしていることも共有しました。
2021年11月、カタールグランプリで特別に作られた、LGBTQを表すレインボーヘルメットを着用し、 We Stand together(共に立つ)とキャプションをつけインスタグラムに投稿しました。
ヴィーガンで持続可能な企業に投資
TOMMY HILFIGER(トミー・ヒルフィガー)のアンバサダーとして就任しているハミルトン。
ハミルトンとアメリカ人気ブランドトミー・ヒルフィガーがコラボレーションして、有機綿、リサイクルデニム、ソロナ糸(環境に優しい植物繊維でできた糸)などのヴィーガンで持続可能な素材を利用した、TOMMYXLEWISコレクションを発表しています。
他にも植物ベースの代替肉や乳製品を製造する、ヴィーガンバーガーチェーンのNeat Burger(ニートバーガー)と、チリのフードテックスタートアップ会社NotCoにも投資し、ヴィーガンに優しい栄養ドリンクメーカーのAthletic Greens(アスレチックグリーン)をサポートしています。