【医師監修】大豆発酵食品は健康に良いって本当?栄養素と取り入れ方など徹底解説
植物性タンパク質が豊富な大豆食品と、最近ブームになっている発酵食品。これらが組み合わさった大豆発酵食品についてご紹介していきます。「大豆」と聞くと、どうも口に合わないな…と考えている方もいらっしゃるかもしれません。大豆から出来ている食材は色々あるので、食べやすい方法で、毎日の食生活に取り込んでいきましょう!
目次
健康的な食生活に取り入れたい大豆発酵食品
リサーチでも紹介されているほど、体に良いことが分かっている大豆発酵食品ですが、まずは何から取り入れたらいいのでしょうか。
誰でも手軽に始められるように、いくつかの食材をご紹介していきます。
日本を代表する大豆発酵食品:納豆
発酵した豆といえば、間違いなく1番最初にイメージするのが日本の納豆でしょう。
本来の作り方では、大豆・水・納豆菌の3つしか使わずに作られています。安いものには添加物などが加えられている恐れがあるので、成分表をしっかりと確認してから買うようにしましょう。
納豆といえば、ネバネバと糸を引くのが特徴ですが、あのネバネバにはナットウキナーゼという酵素が発酵により生まれています。
血管にできる血栓を溶かす働きをするので、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
インドネシアを代表する大豆発酵食品:テンペ
「体に良いとはわかるけれど納豆は臭いが苦手…」という方にお勧めしたいのは、インドネシアの大豆発酵食品のテンペです。
ヴィーガン・ベジタリアンの食生活が浸透するにつれて、少しずつ日本でも販売先が増えてきています。
大豆をテンペ菌で発酵したものですが、納豆のような独特な香りやクセがないことで有名です。
高野豆腐のような姿形なのと、硬さのため、薄くスライスして炒め物にいれたり、揚げ物にしたりと調理方法がいろいろと楽しめるのもテンペのいいところです!
噛み応えもあるので、料理をヘルシーにボリュームアップさせたいという方にもおすすめです。
まだ「スーパーで手軽に買える」というほどメジャーではないテンペですが、通販などでお取り寄せ可能なので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
大豆発酵食品である調味料:醤油・味噌・コチュジャン
毎日の食事に少しずつ大豆発酵食品を取り入れてみたいという方にお勧めなのは、調味料を見直すことです。「毎日納豆生活」はハードルが高くても、調味料なら手軽に始められる気がしませんか。
実はこれらの調味料は大豆発酵食品です。
- 醤油:大豆+麹菌 から出来ています
- 味噌:大豆や米、麦+麹菌 から出来ています
- コチュジャン:韓国料理の定番調味料も、大豆麹で出来ています
調味料は、安いものだと添加物が入っていたり、本来の麹菌を使った作り方でない場合もあります。
健康の為にも、買う前に成分表を確認したうえで、出来るだけ原料がシンプルなものを選びましょう。
まとめ:大豆発酵食品は毎日とりたい!健康的な食生活に向けた第一歩
いかがでしたでしょうか。植物性たんぱく質が多いため、ヴィーがんやベジタリアンな食生活をしている人は積極的に取り入れていきたい大豆です。
その中でも、大豆発酵食品は発酵菌のおかげで、さらに栄養価がパワーアップしたスーパーフードなので、毎日の食事に意識していきたい食材です。
納豆やテンペなどの発酵食品を積極的に食卓に並べることを意識しつつ、調味料を見直すことでも毎日の食卓に大豆発酵食品を増やすことができます。
食生活改善に無理は禁物です。頑張りすぎて短期間で飽きてしまうよりも、できる範囲で少しずつ摂取量を増やしていくことが、健康への第一歩です。