【医師監修】ながら食べは摂取カロリーが増える?実践したいマインドフルイーティング
食べる時のマインドフルネスである「マインドフルイーティング」とは?「食べる瞑想」とも呼ばれるマインドフルイーティング、そのメリットや日常への取り入れ方をご紹介していきます。
「忙しくてあまり食べることを意識せず、近くにあるものをさっと食べて終わりにしている…」
ドキッとした人も多いのではないでしょうか。
Dr. Amanoが皆さんの疑問にお答えします!
健康のこと、食材のこと、栄養のこと。 ヴィーガン生活を送る上で気になる疑問に、医師であるDr. Amanoがお答えします。
天野 方一
医師/公衆衛生学修士(MPH)/博士(公衆衛生学)/ 2018年よりハーバード大学院に留学。専門は内科、腎臓、抗加齢医学など。
今後も隔週で記事を更新して参りますので、お楽しみに!
この記事では、食べる時のマインドフルネスである「マインドフルイーティング」について解説していきます。今回ご紹介する研究では「早食いは肥満につながる」と証明されています。
その研究結果をもとに、マインドフルイーティングのメリットや日常への取り入れ方をご紹介していきます。
食べるのが早いと肥満につながるという研究結果!
日本人約3,200人を対象にした研究にて「早食いの人は肥満になるリスクが高い」という研究結果が発表されました。
日本人30〜69歳の男女、計3,287人(男性1,122人、女性2,165人)を対象とした研究で、「早食い」をしている人の肥満になるリスクは、男性で1.84倍、女性で2.09倍になるそうです。
さらに、「満腹になるまで食べる+早食い」の食習慣の人は、「満腹になる前に食事を終える+早食いでない」食生活の人に比べ、肥満になるリスクが、男性で3.13倍、女性で3.21倍になるとのことです。
さらに別の研究でも、太りやすい食生活習慣は「間食をする」「他人よりも食べるのが早い」「就寝前2時間以内に食事をする」の3つであるという結果が発表されています。
なんとなく「早食い」の人は、太りやすそうなイメージがありますが、実際にデータとして示されています。
これらの調査結果には驚きを隠せません。