アーユルヴェーダとは?初心者でも取り組みやすい予防医学を徹底解説
予防医学に留まらず、より良い生活や人生を目指す「アーユルヴェーダ」について解説。ヴィーガンも共感しやすい理念と実践法です。
目次
初心者でも簡単!ヴィーガンが実践するアーユルヴェーダ
ドーシャを整えるために、食べ物をはじめ生活スタイルを見直すことは大切です。
アーユルヴェーダ初心者のヴィーガンでも、簡単に取り組めることがたくさんあります。
先程のドーシャ診断の結果はいかがだったでしょうか。ドーシャ別の方法から、全ての人に共通の実践法まで、ご紹介します。
「ヴァータ」のヴィーガン
ヴァータが増えると、冷えや乾燥、不安定になりやすいので、それらを克服する生活習慣を心がけます。
不規則になりがちな食生活や睡眠リズムも気をつけましょう。
【食生活】
潤いが必要なため、熱を通した温かいもの、油分のあるもの・油で炒めたものなど適しています(スープ・シチュー・鍋料理など)。
甘味、酸味、塩味のある食べ物がよく、ショウガ、コショウやシナモンなどの適量の香辛料がおすすめです。
一方で、生野菜ほか生もの、冷たいもの、冷凍のもの、乾燥したものは控えたほうがいいでしょう。
同様に、消化がしにくいものや、体を冷やす傾向がある野菜、過度の刺激物などは避けたほうがいいですね。
便秘を防ぐためにも、消化がしやすいものをとり、気分をリラックスして、ゆっくり食事をとるようにしましょう。
【生活習慣】
起床や就寝の時間や食事の時間など、規則正しい生活スタイルが望ましいです。
シャワーだけではなく、湯船に入って温まり、リラックスしましょう。
「ピッタ」のヴィーガン
ピッタが増えると、多汗や皮膚の炎症、怒りっぽく批判的になりやすいので、それらを克服する生活習慣を心がけます。
熱を溜め過ぎないように気をつけましょう。
【食生活】
身体に熱を溜めやすいため、冷たいものは良く、飲み物なら冷たいかぬるいもの、食べ物なら熱々でないものが適しています(生野菜など)。
甘味、苦味、渋味のある食べ物がよく、コリアンダー、ターメリックやサフランなどの香辛料がおすすめです。
体の熱を冷やす食材がいいので、夏が旬の野菜、暑い地方でとれる果物、クーリング効果があるミント系のものなども向いています。
一方で、熱性のあるもの、辛味の強いもの、塩分の多いものは控えたほうがいいです。
消化力が高く食欲旺盛のため、食事量が多くならないよう、食べる量を調整しましょう。
【生活習慣】
特に、夏など暑い日は、涼しい環境に身をおくようにしましょう。
外にいるときは、木陰に入って休息をとるのもいいですね。
「カパ」のヴィーガン
カパが増えると、冷えや肥満、無気力になりやすいので、それらを克服する生活習慣を心がけます。
眠気や倦怠感をふせぐために、体を動かして運動量を増やしましょう。
【食生活】
脂肪をためやすいので、代謝を活性化させて体が温まるような食事を、ゆっくりいただくのが適しています(温野菜、スパイシーな食事)。
辛味、苦味、渋味のある食べ物がよく、ショウガ、コショウやコリアンダーなどの香辛料がおすすめです。
逆に、脂っこいもの、塩分の多いものなどは控えたほうがいいでしょう。
太りやすいので、食事の内容や摂取量には気をつけ、揚げ物はさけ、焼いたり、炒めたり、茹でる料理が向いています。
炭水化物を抜くことや、無理しない程度に空腹になるまで食事をとらないようにすることも、おすすめでしょう。
【生活習慣】
ウォーキングなど軽い運動でかまいませんので、体をよく動かすことが望ましいです。
食後にすぐ横になるようなことは避けましょう。
「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」の共通事項
一般的に、食材は自分が住んでいる所でとれるもの、旬の食べ物が良いです。エシカルの観点からも、これは常に心掛けたいことですね。
早起きをして、食事はできるだけ決まった時間にとりましょう。
【白湯】
朝、起きた時に、白湯を飲むのはおすすめ。
冷えの改善や、デトックス、消化力を高める効果も期待できます。
効果的な白湯の作り方がありますがので、以下など参考にしてください。
参考:アーユルヴェーダと民間療法|お白湯を飲むアーユルヴェーダ式健康法
まとめ | アーユルヴェーダを取り入れヴィーガン生活をより豊かに
アーユルヴェーダは、各人にあわせた医学であり、さらには生活や人生を豊かにしてくれる術を教えてくれます。
自分のドーシャを知り、ドーシャのバランスをとるような日常を心がけることが大きなポイント。
アーユルヴェーダは初心者でも容易にできるので、上手に取り入れヴィーガン生活をより豊かにしていきましょう。