ヴィーガンレザーのバッグを使うべき理由を徹底解説!おすすめの商品も紹介
ヴィーガンレザーはエシカルなだけじゃない!本革と比較しても使い勝手抜群、使うべき理由を徹底解説します。話題のヴィーガンレザーブランドや、メンズ・レディースのおすすめ商品も紹介します。
ヴィーガンは「食」だけでなく、日常生活で扱う「モノ」においても、革製品・ウール・動物性ブラシ等、さらにヴィーガン製品が拡大していく可能性は、大いにあると言えます。
今回は、そのヴィーガンレザーバッグを使うべき理由の解説と、ヴィーガンレザーが使われたおすすめのバッグを紹介します。
目次
ヴィーガンレザーとは?
昨今、地球環境を考慮した、サステイナブルな活動を呼びかける団体や事業が、広く展開しています。
ヴィーガンファッションやエシカルファッションは、人や動物に配慮しながらお洒落を楽しむ意識が高まり、動物性の素材に頼らない選択肢として注目されています。
「ヴィーガンレザー」も、エシカルファッションの一部を担い、そのサステイナブルな考えに加え、ヴィーガニズムの動物愛護、動物の権利保護といった理由などから、動物由来のものを生活から排除する、ひとつの手段として生み出されたものです。
「ヴィーガンレザー」とは、動物の皮革を使わずに本革の繊維構造を人工的に再現した合成皮革の事です。
本物の革のような見た目・質感にそっくりな製品の開発も進み、パッと見ただけでは、動物性なのかどうか、区別できない製品も出てきています。
ヴィーガンレザーの主な3種類
ヴィーガンレザーとひとくちに言っても、様々な種類があります。
ここでは、代表的な3種類について説明します。
1. 合成皮革
合成皮革(ひかく)は、省略して合皮(ごうひ)と呼ばれることも多い、日常的によく見かけるものです。
動物の皮膚に当たる部分に織物を使い、その上にポリウレタン樹脂を貼り合わせてコーティングしたもの。
布地の表面は、素材によって仕上がりの特徴に差があります。ツルツルしたものやモチッとしたもの、本物の革に近づけるために、人工的にシワ加工を施すものが多く見られます。
素材自体が安価なことから、アイテムの色やデザインなど変化をつけられます。
ヴィーガンレザーとして販売されていないものでも、革のソファなどは合皮を使っていることも多く、大半の人は触れたことがあると思います。
2. 人工皮革
合成皮革との大きな違いは、特殊不織布とよばれる、ポリエステル繊維やナイロンなど、化学繊維を立体的に絡み合わせた素材に、ポリウレタン樹脂を浸透させて作られたものを使っています。
その上に、ポリウレタン樹脂を用いた表面樹脂層を重ねて施し、作られています。
化学繊維を編んだ素材となっているため、伸縮性や耐久性に富んでおり、合成皮革と比較しても長持ちします。
風合いなども、天然皮革に非常に似せることができますが、コストがかかってしまうことが難点です。
3. 植物皮革
合成皮革、人工皮革ともに人工物の素材が原料ですが、植物皮革は天然由来のヴィーガンレザーです。主に植物由来の原料が使われています。
原料はさまざまで、樹皮やキノコ類、果物、なかにはサボテンといったユニークな原料も使われます。
原料自体は自然由来ゆえ、いずれは土に還るので、サスティナビリティを実現するエコ素材として注目されています。天然由来のヴィーガンレザーを使用したアイテムは着実に増えてきています。
また、最近市場に出回ったものであるため、品質に関するフィードバックは十分得られていないのが実情です。
しかし、植物皮革のブランドによると、かなり丈夫で、使い込むと動物性の革のように風合いが生まれます。
ヴィーガンレザーを使うべき理由
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動物の革を代替できそうだという事は、お分かりいただけたと思います。
しかし、ヴィーガンレザーを使うべき理由・メリットがなければ、敢えて選択する理由はありませんよね。
通常のレザー製品と比較して、どのような点が優れているのか、ご紹介します。
1. ヴィーガンレザーは軽い
ヴィーガンレザーの魅力はなんといっても軽さです。
天然の牛革などは、高級品であればあるほど、層が厚く重くなりがちです。
その点、化学素材や植物性素材で作られたヴィーガンレザーは、層を薄くしても強度を保つことができ、軽く仕上げることができます。
本革と見分けがつかないほど、質の高い仕上がりの製品が登場しています。荷物を入れるバッグは毎日使うものなので、バッグ自体が軽いというのは嬉しいですよね。
2. ヴィーガンレザーは水・汚れに強い
ヴィーガンレザーは、一般的に雨の日でも安心して使えます。汚れもサッと拭き取ることができるので、お手入れがとっても簡単です。
本革製品を使ったことがある方は、経験したことがあると思いますが、水や汚れを気にしすぎて普段の生活の中で使いづらい、ということがあると思います。
革小物が雨に濡れるということはあまりないかもしれませんが、鞄・バッグは常に外気に触れ、雨に濡れてしまうことも多いのが事実。
この点、ヴィーガンレザーは、水などが内部に浸透しづらく、シミや劣化の原因を防ぐことができます。
ただし、長時間濡れたままにしておくことは、表面のポリウレタン樹脂等の劣化に繋がってしまうため、天然皮革よりは気にせず使えるとはいえ、早めにお手入れしてくださいね。
「気軽に使える」ということは、かなり大きなメリットではないでしょうか。
3. ヴィーガンレザーはエシカル
ヴィーガンレザーは、資源を使いすぎずに作ることができ、地球環境への負担を軽くすることができます。
“ヴィーガンレザー”と呼ばれるものは、素材自体は一般的な合成皮革・人工皮革と変わりません。
しかし、染料は発がん性物質を含むものを避けたり、製造過程の排水や廃棄物を徹底的に管理していたりと、特に健康面や地球環境、製造に携わる人々のことを考慮した製品のこと指します。
ただ単に「動物性の革を用いていない」ということだけではなく、その製造・配送過程もしっかりエシカルな管理がされた製品が、ヴィーガンレザーです。
「サステイナブル」、「エシカル」などが、キーワードになっています。