子どもから大人まで読める、ヴィーガンをテーマに扱った絵本&漫画
ヴィーガンの漫画がある?ヴィーガンの絵本も?子どもも大人も読みやすい、ヴィーガンを知る、最初の一歩に適した漫画や絵本をご紹介します。
6. 赤い目のおひめさま
人はどうして、こんなにも身勝手な思いを、間違っていないと信じることができるのでしょうか?
ある国のおひめさまと、おひめさまと生まれたときからずっと一緒にいるライオンのお話です。
美しく、もっときれいになりたいと、その立場を使い、あらゆる贅を尽くしていました。
それでも、ライオンと一緒にいて、見つめあうときには、小さな頃と変わらないことを、お互いに感じられるのでした。
ライオンの、純粋で、深く、大きな愛。おひめさまが望むものは、ライオンにしかできないことでした。
しかし、おひめさまに伝えるためには、自分ではどうすることもできません。
その愛を伝えるために、力を貸す人。
ライオンの愛を手にしたおひめさま。
やるせなくて、切なくて、苦しくなるほどのお話です。
ペットのいるご家庭では、家族の一員として、かわいがっていらっしゃることでしょう。
おひめさまが自分、ライオンをペットだとしたら?
確かに人間は、おひめさまと同じことを、ずっと繰り返しているのです。
この本は、そんなことを、お子さんと一緒に話す機会になるのではないでしょうか。
【書籍情報】
赤い目のおひめさま | 作 西村英恵 、 絵 いけだほなみ / 文芸社
7. わたしたちのくらしと家畜 全2巻
① 家畜ってなんだろう
② 家畜にいま何がおきているのか
図鑑が好きなお子さんや、小学校でグラフや表を学んだら、こちらの全2巻のシリーズがおすすめです。
はるか昔から、私たちの生活に密着している、家畜。
この2冊は、どんな動物が、どのように家畜とされているかを解説している第1巻と、家畜を取り巻く課題や問題など、現在の家畜の様相を解説する第2巻という構成です。
2013年発行の本ですので、情報は少し古いです。
現在の詳しい表やグラフの情報を探す学習にもなりますので、ぜひ最新の資料を探し、比較しながら、お子さんと読んでみてください。
そもそも、「家畜」とはなんでしょうか。
広辞苑には「人間に飼養される鳥獣。牛・馬・豚・鶏・犬の類。「―を飼う」」
と書かれています。
狭義にもよりますが、そのひとつに、「利用目的により、農用動物(英語:farm animal)・愛玩動物(英語:pet animal)・実験動物(英語:laboratory animal)の3種に大別できる。」
つまり、考え方のひとつとして、「ペットも家畜である」ということになります。
この本にも、犬や猫など、ペットとして親しまれる動物も、「家畜」として紹介されています。
みなさんなら、お子さんに、どんな説明をしますか?
【書籍情報】
わたしたちのくらしと家畜 |
① 家畜ってなんだろう ② 家畜にいま何がおきているのか
著 国立民族学博物館 池谷和信 、 絵 山本暁子 / 童心社
引用:Wikipedia 「家畜」
広辞苑無料検索 「家畜」 / 広辞苑無料検索 ホームページ
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介した、7タイトル/8冊の本は、「ヴィーガンとは」「ヴィーガンになりましょう」などということは、一切書かれていません。
ヴィーガンを、肯定も、否定もしていません。
ヴィーガンとは、「哲学」であり、「生き方」なのです。
私たちがこの地球で、人間として存在し、これからも生きていくために、何を知り、何を考え、どう生きるか?
これらの本がきっと、大人も子どもも一緒に考えていけるきっかけになるでしょう。