ヴィーガン先進国!イギリスの最新情報をご紹介|発展するヴィーガンビジネスも

ヴィーガン先進国・イギリスの最新情報を徹底解説。イギリスのヴィーガン商品や話題のヴィーガンブッチャー・フィッシュアンドチップス、ヴィーガンビジネスについてご紹介します。

ヴィーガン先進国と言われるイギリスは、その発祥地でもあり、実際、ヴィーガンとして生活する事は容易で、その環境は整っていると言えます。

近年は、ヴィーガン食品もかなり増えてきていますし、「ヴィーガン代替肉のお肉屋さん」や「フィッシュアンドチップス店」なども登場し、その大きな広がりを感じています。

そこで今回は、ヴィーガン先進国・イギリスの最新情報や、ヴィーガンビジネスなどを詳しくご紹介します。

 

イギリスのヴィーガンの最新情報

まず、イギリスで発祥した、「ヴィーガン」とは、1944年にイギリスのヴィーガン協会(The Vegan Society)が創設された際に命名された造語です。

その「ヴィーガン」の定義は、以下のようになります。

「ヴィーガン主義は、食物、衣類、またはその他の目的のために動物を虐げるあらゆる形態を可能な限り、実行可能な範囲で排除しようとする哲学および生き方です。

ひいては、動物、人間、環境の利益のために、動物を含まない代替品の開発と使用を促進します。

食事の用語では、全体的または部分的に動物に由来するすべての製品を省く慣行を意味します。」

(引用元:vegansociety「Definition of veganism」

 

このように、ヴィーガンの歴史を長く歩んできているイギリス。

近年、ますますヴィーガンが増えてきているのが、「イギリスのヴィーガン協会」の情報と照らし合わせると明確ですので、以下にご紹介します。

 

イギリスのヴィーガン協会による最新情報

  • イギリスのヴィーガンの数は2014年から2019年の間に4倍の60万人(人口の1.16%)となりました。
  • 2018年、イギリスはどの国よりも多くのヴィーガン製品を発売しました。
  • 2020年、イギリスのトップスーパーマーケットのすべてが、独自のヴィーガン商品を販売開始しました。
  • 2020年は、英国のトップレストラン/テイクアウト店のすべてがヴィーガン(または植物ベース)のメニューを提供する年になりました。
  • イギリスののヴィーガン商品の購入率と消費率は、ヨーロッパで最も高いものです。
  • イギリスの大手書店には、2018年8月の944冊と比較して、2020年11月現在、「ヴィーガン」という単語が含まれる10,000冊以上の書籍が販売されています。
  • 2019年11月から2020年11月の間に、Deliveroo(イギリスのフードデリバリーサービス)を介したヴィーガンフードの注文は115%増加しました。
  • イギリスでの肉を含まない食品の需要は2017年に987%増加し、ヴィーガンになることは2018年の最大の食品トレンドであると予測されました。
  • ヴィーガンとベジタリアンは2025年にイギリスの人口の4分の1を占めると予想され、また、フレキシタリアンはイギリスの全消費者の半分弱を占めるようになるとも予想されています。
  • イギリスのすべての夕食の4分の1以上は、ヴィーガンまたはベジタリアンです。
  • 2020年、イギリス成人の62%が植物性ミルクを購入したと報告しました。
  • イギリス人の3人に1人が肉の消費を止めたか、または、削減しました。
  • イギリス人の半数以上(56%)が、ヴィーガン製品などの購入時に、動物福祉に則した商品であるか確認しており、50%は、周囲にヴィーガンがいると言っていおり、5人に1人(19%)がヴィーガンになることを検討します。
    (2017年7月14日から16日までの間に、イギリス成人2,011人を対象に実施された調査)
  • イギリスの介護施設のヴィーガン居住者の数は、2019年までの5年間でほぼ3倍になり、11,000の介護施設内に合計7,000人のヴィーガンとベジタリアンがいます。

(出典:the Vegan Society 「Veganism in the UK」

 

以上から、イギリスのヴィーガン事情の詳細がお分かり頂けたと思います。

ベジタリアンの基盤はかなり前から出来ていましたが、ここ数年、ヴィーガンが急激に増え、それに比例して、多くのヴィーガン商品やビジネスをが登場しています。

 

しかし、どうしてこれほど、ヴィーガンが増えているのでしょうか?

ヴィーガンの増加に関しては、以下のような記事がありますので、ご紹介します。

「イギリスの市場調査会社ミンテル(Mintel)による、イギリス人の成人1,000人以上を対象とした調査によると、肉の消費量を減らすことに関心のある人の合計49%が、健康上の理由でそうすると回答しました。

また、体重管理や動物福祉、環境問題も大きな動機でした。

健康的な食事への関心が非常に高まっているため、時々ヴィーガンを実践している人々が、完全なヴィーガンになる可能性も考えられます。」

(出典:bbc.uk「Why are more people going vegan?」

 

このようにヴィーガンが増えているイギリスでは、ヴィーガン・ベジタリアン食品が大変多く販売されています。

それでは、どのような商品が販売されているのか、イギリスでのヴィーガン・ベジタリアン食品について、次にご紹介します。

 

 

さらに、イギリスには、ヴィーガンのお肉屋さん!?まで登場しましたので、こちらも次にご紹介しす。

 

イギリス ロンドンの代替肉店

 

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11月1日の「世界ヴィーガン・デー」に、イギリス初のヴィーガンのお肉屋さん「rudy’s vegan butcher」がロンドンにオープンしました。

 

「世界ヴィーガン・デー」に関する記事も参考にしてください。

11月1日は世界ヴィーガンデー!由来や過ごし方を紹介

 

主な商品として、大豆とセイタン(グルテンミート)を使ったプラントベースのサラミやベーコン、ハム、バーガー、ミートボール、ターキーなどが販売されています。

また、この時期、クリスマスミートフィーストボックス(4名用)も販売されているようです。

 

 

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こちらのオーナーは、ロンドンのカムデン・タウンで、ヴィーガンダイナーを既に経営しており、お肉屋さんはこのお店に併設された模様です。

 

オープン前のすごい行列の動画もあります。

 

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公式サイト:rudy’s vegan butcher

 

ヴィーガンのお肉屋さんまで登場するとは、イギリスのヴィーガンがいかに増えているのかが分かりますね。

参考として、イギリスのヴィーガンフード市場についての情報も以下にご紹介します。

「イギリスの肉を含まない市場は、2016年の5億5,900万ポンドから2021年には6億5,800万ポンドに成長すると推定されています。

2019年には、イギリスで発売された製品の4分の1近くがヴィーガン向けであり、2018年の6分の1から増加しています。

また、2020年には、イギリスのインスタント食品の16%が植物ベースであり、2018年のわずか3%から増加しました。

(出典:the Vegan Society 「Business / Food sales」

 

以上から、イギリスのヴィーガンフード市場の大きな成長が分かりますし、この先も多くの企業がこの市場に参入してくることは間違いなさそうです。

 

イギリス料理と言えば、「フィッシュアンドチップス」が有名ですね。

そこで、ヴィーガンの多い国ならではの「ヴィーガンフィッシュアンドチップス」に関して、次にご紹介します。

 

イギリスのヴィーガンフィッシュアンドチップス

 

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イギリス料理の代表的な存在「フィッシュアンドチップス」。

通常、「フィッシュ」は、タラなどの白身魚に衣をつけて揚げたもので、「チップス」は、いわゆる厚切りのフライドポテトです。

塩とモルトビネガー(大麦を原料とした酢)をたっぷりかけて食べるのがイギリス流ですが、レモンやタルタルソースが添えられている場合もあります。

とってもシンプルで庶民的な食べ物ですが、イギリスにあるお店の数を考えると、イギリス人にいかに愛されているのかが分かりますし、ヴィーガンでも食べたくなる人が多いのは明確です。

そのため、イギリスの多くのフィッシュアンドチップス店では、「ヴィーガンフィッシュ」を選べます。

しかし中には、お店自体がヴィーガン、ベジタリアン向けのヴィーガンフィッシュアンドチップス店も登場しており、その需要の高さを感じます。

 

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イギリス北部リーズにある、ヴィーガンフィッシュアンドチップス店「JJ’s Vish and Chips」は、外見はよくあるイギリスの庶民的なフィッシュアンドチップス店ですが、メニューは以下のように魅力的です。

  • Vish (店名と同じ名前ですので、お店の看板商品と推測)
    バナナの花(果物の風味はない)を素材に、 アーティチョークのような食感で、魚のようにフレーク状に調理されます。

海藻を含むシーフードフレーバーの秘密のレシピミックスでマリネした後、衣をつけて揚げています。

  • Tofish
    魚の皮を再現するために海苔を上に乗せた濃厚な味わいの豆腐に衣をつけてを揚げています。

 

バナナの花とは、何とも興味が沸きます。

バナナの花は、タイやマレーシアからのものが多く、一部のアジアのスーパーマーケットで販売されているほか、ヴィーガン専門店などのオンラインショップでも販売されているようです。

 

ここまで、ヴィーガンの「食」に関してお伝えしましたが、ヴィーガン先進国ではヴィーガンの「ビジネス」も続々登場しています。

そこで、その「ヴィーガンビジネス」について、次にご紹介します。

 

イギリスのヴィーガンビジネス

イギリスでは、ヴィーガンに関連したビジネスも登場しており、「Vegan Directory UK」といった、
ヴィーガンビジネスの検索、ヴィーガンフェスティバルなどのイベント情報をチェックできるサイトもあります。

ここでは、その中から、いくつかのヴィーガンビジネスをご紹介します。

 

  • ヴィーガン住宅ローンアドバイザー
    →ヴィーガン住宅ローンアドバイザーは、住宅ローンと保険をエシカルな考えを持つ方に提供。

「ヴィーガンとして、同じ信念を持つ人々を支援する、またその需要が高まっていることに注目」そういった気持から、始まったサービスのようです。

  • ヴィーガン俳優、パフォーマー
    →ヴィーガンによって運営されている劇団では、 ステージセットや小道具、衣装のいずれにも動物の皮/毛皮/羽が登場することはありません。

また、イベントにはヴィーガン屋台のマーケットもあり、ショーの合間に観客が訪れる屋台の食品やアクセサリー、ジュエリー、家庭用品などもヴィーガン商品を販売しています。

  • ヴィーガングラフィックデザイナー
    →デザインへの情熱、そしてヴィーガニズムへの揺るぎない誓約を兼ね備え、ヴィーガンとエシカルなブランドの向上を専門とする、クリエイティブエージェンシー。
  • ヴィーガンITサービス
    →ヴィーガンによる、持続可能で環境に優しいビジネスのための、デジタルマーケティングを専門とするサービスです。
  • ヴィーガンガーデナー
    →自然や野生生物、環境を心に留め、自然と協力して、クライアントと野生生物の両方が楽しめる美しい庭園を提供することを目指すガーデナー。
  • ヴィーガン旅行会社
    →オーダーメイドのパッケージ旅行を作成し、ヴィーガンの小グループ旅行を提供しています。旅先によっては現地の方に寄付したいものを持参したり、お仕事のお手伝いをすることも可能です。

 

他にも、いろいろな職種が掲載されていますが、まだ全体数はそう多くないようです。

ただ、ヴィーガンとしての特性を仕事に活かす場合もあるようですが、経営者自身がヴィーガンであり、「同じ信念も持つ人々を支援したい」という考えで、サービスを始めた方も多いようです。

 

まとめ

イギリスには、世界最初の動物福祉団体(RSPCA)をはじめ、多くの動物・環境保護団体があり、ボランティアとして活動する人もかなりの数です。

このような環境もあり、ヴィーガン的な考えが自然に育つことも、ヴィーガンを増やしている要因の1つと思われます。

また、イギリスでは、糖尿病(2型糖尿病)や肥満人口が増加しており、これらの問題と動物性食品の摂取が深く関係している可能性からもヴィーガンを増やしているようです。

ヴィーガンになる理由はそれぞれでしょうが、人々が健康になれ、動物や自然と共存できる世界となることに一歩近づいている国だと言えそうです。

 

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