カカオ&乳製品フリーのチョコ「WNWN」が目指す、サステナブルなエシカルチョコレートの未来とは

カカオ&乳製品フリーのチョコ「WNWN」が目指す、サステナブルなエシカルチョコレートの未来とは

チョコレート業界が抱える問題に根本から立ち向かう企業「WNWN」。その取り組みから、エシカルチョコレートで描く未来の世界を想像してみませんか?

ハッピーキヌア編集部
2022年12月03日
カカオ&乳製品フリーのチョコ「WNWN」が目指す、サステナブルなエシカルチョコレートの未来とは
老若男女問わず長年愛されているスイーツ、チョコレート。

ティータイムにチョコレートを添えて、至福の時間を楽しむという方も多いかもしれません。

 

チョコレートのおいしさの源は、カカオ豆という木の果実の種子。

実は、このカカオ豆の生産地では、児童労働や森林破壊などが問題になっています。

 

この状況に対処するため、世界ではフェアトレードなどの取り組みが行われています。

日本においても、関係者が協働して「サステイナブル・カカオ・プラットフォーム」を設立。

 

社会や経済、環境の側面から、持続可能なカカオ産業(サステナブル・カカオ)の実現に貢献しています。

 

今回ご紹介するのは、イギリスの企業「WNWN・フード・ラッズ(WNWN Food Lads)」です。カカオ豆を取り巻く環境に新たな解決策を打ち出し、カカオ業界を変えようとしています。

 

それでははじめに、カカオ生産地の問題から確認していきましょう。

 

カカオ生産地の問題

世界のカカオの7割を生産しているのは、西アフリカの国々です。これらの国は今、主に児童労働と森林破壊の問題に直面しています。

 

児童労働

アフリカでは多くの子どもたちが農業分野で働いています。カカオの主な生産国であるガーナとコートジボワールも例外ではありません。カカオの生産に多くの子どもたちが関わっています。

 

  • ガーナとコートジボワールのカカオ生産における児童労働:210万人
  • アフリカにおける農業分野の児童労働:6,100万人

 

カカオの生産過程では、収穫から発酵、袋詰めなど多くの工程があり、人手が必要です。子どもたちはその不足を補う重要な労働力になっています。働く子どもたちは学校に通えないケースもあり、児童労働の問題は深刻です。

 

児童労働のないカカオのために | 広報誌・パンフレット・マンガ・カレンダー・ラジオ | JICAについて – JICA

 

森林破壊

この60年の間に、ガーナでは80%、コートジボワールでは94%の森林が破壊されました。この原因の3分の1は、カカオ生産にあります。というのも、カカオを栽培する場所を確保するために、熱帯雨林を焼く方法が採られているからです。

 

森林を破壊すれば生物多様性を失うほか、気候変動の原因にもなります。カカオが育ちにくい土地になってしまえば、新しい場所を探します。そこでまた森林が失われれば、同じことの繰り返しです。

 

カカオの生産には、これらの問題が重くのしかかっており、今も解決されていません。

 

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カカオ&乳製品フリーのWNWNのチョコレート

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児童労働や森林破壊の問題を受けて、イギリスの企業「WNWN・フード・ラッズ(WNWN Food Lads」は、「お菓子は無害でギルトフリー(無罪)であるべきだ」という想いを持っています。

そして、消費者にエシカルでサステナブルな選択肢を提供するため、カカオ不使用のチョコレートを作りました。

 

カカオ&乳製品フリーのチョコレートはどのように作られているのでしょうか。

 

キャロブ(イナゴマメ)を使用

 

WNWNのチョコレートの主な原材料は、キャロブ(イナゴマメ)です。

 

イナゴマメをさやから取り出し、カカオ豆の生産方法と同じように、乾燥や焙煎などを行います。

キャロブは、カカオ豆の代替として十分な要素を持っているとWNWNは言います。

 

発酵の力を利用

キャロブの他の重要な原材料は大麦です。

キャロブと大麦を発酵させることで、風味と食感を出します。

 

すると、チョコレートの風味と香りに似た、おいしいカカオ&乳製品フリーの製品が出来上がります。

 

こうして、エシカルでサステナブルなチョコレートが誕生しました。

しかし、最初はカカオフリーの製品を紹介するために作られたダークチョコレートバーでした。

 

次の製品ワイム!バーは、バターを使用。

しかし、このときヴィーガンの配合にすることに決め、乳製品を使わないチョコレートに変更しました。

そして、現在に至ります。

 

WNWNが描くエシカルチョコレートの未来

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WNWNは、カカオフリーを実現することにより、児童労働や森林破壊のない未来を描こうとしています。

その戦略として、2023年に消費者向けブランドでイギリスの市場を狙い、EUに拡大した後、アメリカに進出することを掲げています。

 

WNWNは将来、企業間の原料を供給するサプライヤーになり、世界のチョコレート業界に大きな影響を与えたいと意気込んでいます。

創業者のパク氏は、「私たちは本当に (チョコレート業界を) 内側から変えたいと思っています」と語っています。

 

キス・チョコで知られるザ・ハーシー・カンパニー(The Hershey Company)は、ヴィーガンオーツミルクのチョコレートバーを試験的に販売しました。

もし、大手のチョコレートメーカーが、WNWNの供給するエシカルチョコレートの原料を使えば、世界のチョコレート業界を変えることができるでしょう。

 

WNWNのエシカルチョコレートの広がりに期待

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WNWNのサステナブルなエシカルチョコレートの取り組みについて見てきました。

原材料にキャロブと、製造過程で発酵の技術を使用したチョコレート作りは、サステナブルでエシカルであろうとする企業の姿勢がうかがえました。

 

今後、WNWNのカカオ&乳製品フリーのヴィーガンチョコレートが世界にどのように広がっていくのか、期待を持って見守りたいですね。

 

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