THE BODY SHOPが2023年には完全ヴィーガンに!その取り組みをご紹介

THE BODY SHOPの店頭に並ぶ製品全てがもうすぐヴィーガンになります。ヴィーガン情報に敏感な欧米では、すでに大きな話題を呼んでいる大ニュース!日本では公式未発表のプレスリリース内容に迫ります。

エシカルでサステイナブルなスキンケアブランドとして有名な、THE BODY SHOPが、2023年中までに、100%ヴィーガン認証取得を目指すことをと発表しました。

ブランドにおける今後の計画と、意外と知られていないバックグラウンドを深掘りしてご紹介します。

 

THE BODY SHOP

 

THE BODY SHOP(ザボディショップ)と言えば、日本全国に店舗を構える自然派スキンケアブランドとして馴染み深いですが、そもそもどんな会社かご存知ない方もいるでしょう。

そこでまずは、THE BODY SHOPの基本情報のおさらいと、その歴史背景をご紹介します。

 

THE BODY SHOPの基本情報

 

現在、世界60ヵ国に3000店舗以上を構えるTHE BODY SHOPですが、その始まりはイギリス人女性のAnita Roddickによって1976年に設立された小さな化粧品店でした。

写真:動物実験反対活動中のTHE BODY SHOP創業者Anita Roddick

 

創業者Anitaは、古くから伝承されてきた植物やハーブを用い、肌や髪のケア製品を製造・販売をすると同時に、さまざまな社会問題に注目し、キャンペーン活動を通じてより良い社会と企業の両立に奔走し続けました。

その功績は高く評価され、国連環境賞やビジネス・ウーマン・オブ・ザ・イヤーをはじめとする、数々の受賞歴を保有し、起業家・社会活動家として一躍有名になりました。

 

THE BODY SHOPは、2006年に世界最大の美容企業、フランスのL’Orealグループに、2017年にはブラジルのNatura & Coの傘下になりましたが、同社は創業者Anitaの哲学を受け継ぎ、今も社会貢献活動を続けています。

 

THE BODY SHOPのマニュフェストとこれまでの取り組み

今でこそ、SDGsやサステナビリティ、エシカルなどといった言葉が広く使われるようになりましたが、THE BODY SHOPは、なんと30年以上も前から、この哲学をビジネスに反映させ、継続してきました。

 

1987年にフェアトレードを開始、1989年からはクルエルティーフリーが開始され、ベジタリアン原料で製造された製品は、再生可能な容器に入れられ、カスタマーの元へ届けられています。

持続可能原料使用を強く掲げる美容・化粧品企業のパイオニア的存在として、その活動が高く評価されています。

 

製品の販売と平行して行われたのは、さまざまなキャンペーンでした。

主なテーマとして訴えられたのは、人権問題(人種、女性、子供、LGBTQ、貧困、暴力、性虐待)、環境問題、動物実験反対などで、その活動の域は、一般的な化粧品会社をはるかに超えています。

2018年には、830万もの動物実験反対を訴える署名を集め、国連本部に提出をしました。

 

プレスリリース発表について

約半世紀にわたり、さまざまな社会活動を通して業界をリードし続けてきたTHE BODY SHOPが、2021年6月、次なる目標として、2023年末までに自社製品ラインナップの100%ヴィーガン認証を目指すことを発表しました。

 

今後の展望と掲げる目標

画像:The Vegan Societyの認証マーク

THE BODY SHOPが製品ラインナップの100%ヴィーガン認証を取得するにあたり、その対象となるのは、なんと3700種類にもおよぶ化粧品原料です。

全ての基準をクリアすることにより、THE BODY SHOPは、国際ヴィーガン認証機関であるThe Vegan Societyの認証を保有する、初めてのグローバルビューティーブランドとなります。

 

認証を受けた製品一つ一つには、ひまわりのシンボルが特徴的な、The Vegan Societyのトレードマークが付与されます。

各国認証機関と認証マーク一覧はこちら(英語リンク)

 

同社はさらに、年内に500店舗で詰め替えステーションを展開、翌年2022年には世界中で300以上の店舗に追加予定と発表しました。

現在すでに、68%のTHE BODY SHOP製品がリサイクル可能になっており、2025年までには、全てのボディケア・ヘアケア製品がリサイクル可能なパッケージに生まれ変わります。

これにより、店舗、家庭の両方でプラスチックなどのごみをさらに減らすことが可能になります。

写真:THE BODY SHOP店内の詰め替えステーション

今回のプレスリリースで、グローバル ブランド ディレクターのLionel Thoreauは以下のコメントを発表しています。

「100%ヴィーガンを目指すという決意は、THE BODY SHOPの次なるステップとしてごく自然のことです。

創業者Anita Roddickの功績により、我々は、化粧品開発における動物実験反対を掲げる最初の美容会社になり、そしてクルエルティーフリームスク使用の香水を手がける最初の主要美容ブランドとなりました。

ヴィーガン美容は、当社の掲げる持続可能性や環境保護の取り組みにとって大変重要なものです。

この世界的な、詰め替え・ストア内リサイクル商品計画は、THE BODY SHOPを、エシカル消費を意識するカスタマーの目的地にするでしょう」

 

THE BODY SHOPが目指すヴィーガンコスメって?

THE BODY SHOPの製品の半数は、すでにヴィーガン対応である一方で、残り半分の商品には、ハチミツやミツロウ、ラノリンなどの成分が使用されています。

それらの原料は、卓越した知識を持つ生産農家から譲り受けた、持続可能な自然の成分であり、化粧品成分として素晴らしい効果と恩恵をもたらすものである一方、完全なヴィーガン原料ではありませんでした。

 

ヴィーガンコスメは、動物を犠牲にすることでもたらされる、如何なる動物由来成分も含みません。

また、動物を殺さないだけでなく、動物から搾取した成分も使用しません。

全ての成分がクルエルティーフリーでエシカルな原料のみで作られたものだけが、ヴィーガンコスメを名乗ることができるのです。

注釈:ハチミツやミツロウは、本来、ミツバチが生きていくために集めた食料・巣の材料であることから、動物から搾取を行わないヴィーガンの考え方から逸脱した成分とされる

 

まとめ

”100%ヴィーガン商品が並ぶコスメショップが、どの街にもあるのが当たり前” 

そんな日が、すぐそこまで来ています。

 

賛同する取り組みを行う企業を応援することで、個人の力では成しえなかったかもしれない、壮大なプロジェクトの一部になることができます。

とても幸運なことに、私たちにはそのような選択肢が身近にあるのだと、この記事を通して再認識することができました。

日々のセルフケア用品や、大切な人への贈り物に、THE BODY SHOPの製品を選ぶ。

たったそれだけで、世界は確実に良い方向へ向かいます。

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