コロナのワクチンはヴィーガン?成分や動物実験の有無について解説
ヴィーガンにとって、コロナワクチンがヴィーガンか否か気になる方も多いのではないでしょうか。そこで、コロナワクチンの成分や動物実験の有無について徹底解説します。
動物実験禁止のための活動団体
View this post on Instagram
ここでは、動物福祉に向けて積極的に活動を行っている3つの団体をご紹介します。
関心のある方は、公式サイトをチェックして、ご自分で納得した上で何らかの活動に参加されると良いかもしれません。
JAVA
View this post on Instagram
JAVA(Japan Anti-Vivisection Association)は、1986年の設立以来、動物実験の廃止を求める活動を中心に動物の権利擁護を訴え、世界各国の動物保護団体と連携しながら活動している市民団体(NPO法人)です。
JAVAは、動物実験の廃止を求める活動を中心に、動物の命を守るためのさまざまな活動を行っています。
【活動例】
- 動物実験を行っている研究機関や企業、教育機関に対して、動物実験をやめて人道的な研究方法に転換するよう求めています。
- 動物を使わない研究方法<代替法>を支持し、普及させるための活動に取り組んでいます。
「日本動物実験代替法学会」の会員となって、代替法の情報収集を行うと同時に学会に対して提言も行っています。 - 世界各国の動物保護団体と、情報交換や相互の活動協力を積極的に行っています。
また、化学物質を調べる動物実験の代替法への転換を求める「ICAPO(OECDプログラムにおける国際動物保護委員会)」にアジア唯一のメンバーとして参加し活動しています。
(出典:JAVA「JAVAの活動」)
【会員募集】
JAVAの活動はすべて会費と寄付によって支えられています。
JAVAの活動に賛同していただける方は、どなたでもご入会できます。
※JAVAは特定の企業・政党・宗教とは関係のないボランティアの市民団体です。
(出典:JAVA「入会のご案内」)
PEACE
PEACE (Put an End to Animal Cruelty and Exploitation)、この「PEACE」には、「真の平和とは、人の平和だけを指すのではない」との思いが込められています。
動物たちの犠牲をわずかでも止めさせていくために声を上げようと活動を始め、犬や猫に限らず、広く動物たちの問題を扱っています。
PEACEは、動物実験の廃止を求める活動、動物の命を守るためのさまざまな活動を行っています。
【活動例】
- 実験動物福祉の取り組みが遅れている日本の状況を改善。
- 「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛護法)の改正へ向けた働きかけと運用の強化。
- 工場畜産から放牧へ、そしてベジタリアンの健康的な食卓へ。
(出典:PEACE「活動分野」)
【会員募集】
PEACEでは、動物実験、動物園・水族館、ふれあい、ペット販売、畜産など、幅広く動物にかかわる問題について、調査、改善要求、普及啓発、法改正に向けた提言活動などを行っています。
私たちの暮らしの中に、動物たちの命を搾取して得られた製品があふれていることに多くの人が目を向け、命の尊厳について熟慮する機会をつくっていくため、活動主旨にご賛同いただける方からのご支援・ご協力をお願いしています。
(出典:PEACE「ご寄付・ご入会」)
ARC
View this post on Instagram
ARC(Animal Rights Center )は、動物たちの現状を明らかにし、改善に努め、動物に優しいライフスタイルの提案を行っています。
エシカルな社会、動物にやさしい社会、動物の犠牲が少ない社会は人にもやさしい社会です。
動物たちが動物らしくいられる、そんな社会を目指しています。
ARCは、動物実験の廃止を求める活動、動物の命を守るためのさまざまな活動を行っています。
【活動例】
- 法的義務のない動物実験をなくすこと、化粧品のような不要な動物実験は法的な義務をなくすこと、動物実験ではない人ベースの試験方法の開発を促すこと、そして最終的には動物実験をなくすという目標を行政や企業、研究者が取り入れること(EUは期限は設けられていないものの、すでにその目標を共有しています)が必要です。
- 畜産物の消費を削減していくことも目指しています。
- ファッションのための犠牲は、今すぐにでもなくしていくべきものであると考え、消費者の責任のある消費、企業の責任ある素材の選択を促しています。
(出典:ARC「動物たちに関わる問題」)
【会員募集】
会員はアニマルライツセンターのベースを形成しており、パワーとアイデアの源であり、動物たちを助けたいと願う同志です。
アニマルライツセンターと一緒に多くの動物を救い、また、動物たちの苦しみをなくすというミッションを共有してください。
「動物たちの苦しみをなくしたい」「弱者への暴力をなくしたい」という私たちの活動を応援してください。
(出典:ARC「あなたにできること」)
実際、上記の3団体が共同して動いた結果、2019年6月12日に動物愛護法が改正され可決成立し、同19日に公布されました。
他にも、以下の団体などが、趣旨に賛同してくださる方のご参加・ご支援を必要としています。
- 動物実験の法制度改善を求めるネットワーク
- NPO法人 地球生物会議 ALIVE
- AVA-net (AVA-netはALIVEと合併)
以上のような団体を支援することは大変意義のあることであり、将来的に動物実験を減らし、なくしていくことも可能かもしれません。
他にも、以下のような方法で動物実験の廃止に向けた活動をする事も可能です。
私たちにできること
View this post on Instagram
- 企業へ手紙を ・・・ 日用品・化粧品・医薬部外品の動物実験
- マスコミに手紙を ・・・番組への意見、投書
- 地元の議員・国会議員へ ・・・ 届出制、情報公開
- 関連省庁へ ・・・ 届出制、情報公開
- HPや学会誌、年報などで研究論文を読む→ 疑問に思ったら研究者本人や機関の長・動物実験委員会へ手紙を
- 医学・薬学・歯学・獣医学などの学会や実験動物関係の学会に行って みる。関係者と話をしてみる。
- 国公立の大学や研究機関へ情報開示請求をする ・・・実験計画書など
(出典:ALIVE 「動物実験の実情と課題」)
行動を起こす前に、まずは関心を持つことが大切な一歩となります。
色々な情報に関心を持ち、気になることや疑問に感じることが出てきた時点で、上記のような方法で行動を起こすことをしてみましょう。
まとめ
コロナの特徴は、自分が感染しないように努力していても、気づかないうちに感染してしまう可能性があることです。つまり、私たち一人ひとりが、他の人に致命的なリスクをもたらす可能性があるということです。
ワクチンを接種すれば、重篤な病気にかかる可能性を減らすことが可能となりますし、多くの人がウイルスへの抗体を持つことで社会全体が守られる「集団免疫の効果」があるとされています。
動物実験が行われているコスメやシャンプーを避ける事は正しい選択と言えますが、同じ考えでワクチンを接種しない事は重要な違いがあると言えるでしょう。
その違いは、コスメやシャンプーを避ける事で他の人を危険にさらすことはありませんが、ワクチンを避けることはリスクが伴う可能性もあります。
人間も平等な命の、一動物と思えば、今はこれ以上多くの人が犠牲にならない事を考え、その上で、動物福祉について真剣に向き合うべきではないでしょうか。
少しでも参考になりましたら幸いです。