【医師監修】ヴィーガンは老けるという噂は本当?その理由を徹底考察

”ヴィーガンは老ける”、そんな噂を聞いたことはありませんか? その原因は、ヴィーガン食そのものが原因ではなく、血糖値が大きく関わっています。ヴィーガン生活を送りながらも、美しく健康的に過ごしたい皆さんへ、今回はそんな噂の真相と共に、老化を予防する食習慣を、医師監修のもと、徹底考察&解説していきます。

環境や動物愛護など強い理由からヴィーガンになったとしても、老けてしまうというのは誰しもが避けたいことではないでしょうか。
今回はその噂が本当なのか、医師の天野氏監修のもと科学的根拠に基づき、徹底考察していきます。
Dr. Amanoが皆さんの疑問にお答えします!
健康のこと、食材のこと、栄養のこと。 ヴィーガン生活を送る上で気になる疑問に、医師であるDr. Amanoがお答えします。
天野 方一
医師/公衆衛生学修士(MPH)/博士(公衆衛生学)/ 2018年よりハーバード大学院に留学。専門は内科、腎臓、抗加齢医学など。
この医師監修シリーズは、以前にハピキヌの公式インスタのストーリーで募集しました、フォロワーの皆さんの健康に関する疑問への回答となります。
今後も隔週で記事を更新して参りますので、お楽しみに!
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血糖値が高いほど老けて見える
そもそもなぜ老けて見えてしまうのか。
その理由の一つが血糖値にあります。
血糖値が高ければ高いほど、老けてみえるという研究結果があります。
602人を対象行われた、血糖値と見かけの年齢の関係の研究では、血糖値の高さによって分けられた3つのグループのうち、最も高い血糖値のグループは、最も低い血糖値のグループより老けて見えるという結果が出ています。
また、糖尿病の疾患を持っていて、血糖値が正常な人よりも以上に高いグループはさらに高い見かけの年齢になることがわかりました。
老化の原因、糖化とは
糖化とは、タンパク質や脂質が糖と結びつくことです。
肉や魚、パンなどを焼いたときにこんがりと茶色く色づくのが糖化です。
それと同じことが、体内でも起こっています。糖化は、体の焦げとも呼ばれます。
食べ物から消化・吸収された糖は血液を通って全身に運ばれ、エネルギーとなります。
血液中に糖分が必要以上にあると、体内のタンパク質や脂質と結びつき、糖化が起こり、AGEs(終末糖化産物)ができてしまいます。
食べ物を焼いた時の表面と同じように、AGEsは、褐色で硬いのが特徴です。
このAGEsが皮膚の角層に蓄積すると、肌のキメがなくなったり、肌の水分量が低下することによって、老けて見えてしまいます。
AGEsは老化の原因になるだけでなく、動脈硬化、骨粗鬆症、腎症など様々な糖尿病の合併症を引き起こします。
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