培養パーム油が生態系と環境を守る解決策に?新しい取り組みを徹底解説

培養パーム油が生態系と環境を守る解決策に?新しい取り組みを徹底解説

身近なパーム油の抱えている問題とその解決策として登場した培養パーム油についてご紹介します。

ハッピーキヌア編集部
2022年09月14日
培養パーム油が生態系と環境を守る解決策に?新しい取り組みを徹底解説

培養パーム油は「発酵の力」で作られる

パーム油に代わる培養パーム油の開発が進められています。ビールを製造するプロセスと同じように、酵母を発酵させるのが特徴です。タンクなどを使って工場のような場所で製造できるため、アブラヤシの栽培に必要な広大な土地も必要ありません。

 

培養パーム油を開発・製造している企業は日本を含めて数社あります。そのうちの3社を次にご紹介します。

 

培養パーム油を生産している企業

培養パーム油を生産している企業3社を解説していきます。早速見てきましょう。

 

クリーン・フード・グループClean Food Group

 

イギリスのクリーン・フード・グループは、パーム油の問題を解決するため、165万ポンド(日本円で約27千万円)の資金を調達し、2021年に設立されました。

 

同社は、持続可能な食の循環の中で廃棄させる食品を利用して、油やたんぱく質などを含んだ天然酵母を発酵させています。その後、成分を分離して完成した培養パーム油を、食品や化粧品に加工して販売します。

 

C16バイオサイエンス(16 Biosciences)

 

アメリカ発のC16バイオサイエンスが培養パーム油を開発したのは2019年です。前社と同じく酵母を使っており、水道水の中で原料や炭素源を栄養にして培養しています。

 

「地球を破壊することなく植物油を作るには、より持続可能な方法が必要」という思いから、培養パーム油を生産しているc16バイオサイエンス。スキンケアなどの化粧品を通じて、培養パーム油を普及していく努力を続けています。

 

日清食品ホールディングス

 

2022年3月、日清食品ホールディングスと新潟薬科大学の髙久洋暁教授の研究グループは、油脂酵母で作られた「食用代替パーム油」を使い、世界初の油揚げ麺を作製しました。

 

インスタントラーメンにはパーム油が使われていますが、研究を重ねた結果、脂肪酸組成が非常に近いパーム油の代替品を開発。今後は、製造方法を確立し、実用化に向けて取り組んでいきたいとしています。

 

培養パーム油が今後広がっていくのか注目

さまざまな用途に使えるパーム油は、世界で年々需要が高まっています。しかし、主な生産国であるインドネシアやマレーシアは、生産量を増やすことで環境などの諸問題に直面しているのが現状です。

 

原料のアブラヤシを植林するために熱帯雨林を切り開けば、二酸化炭素の貯留量が減るほか、生態系を壊すなどの問題が起きます。

 

これらを解決するために、酵母を発酵させて作る培養パーム油が開発されています。

 

日本で培養パーム油を使用する機会は先になりそうですが、今後世界でどのような広がりを見せるのか注目です。

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