アメリカ人の食事といえば、真っ先に分厚いステーキやハンバーガーを思い浮かべるかもしれません。
しかし、ビヨンドミートなどの植物性代替肉が販売されて以来、動物性たんぱく質を摂らなくても、豪快でアメリカンなハンバーガーを諦めなくても良いことがわかり、たくさんのアメリカ人、特に若者は、植物ベースの食生活を積極的に生活に取り入れようとしています。
ニューヨークのミシュラン3つ星レストラン*Eleven Madison Parkのように、サステナブルな料理を提供したいと考えるシェフたちが増え、メニューを全て植物ベースで一新にしたりヴィーガンフレンドリーにするといった動きも見られています。
時代の流れに敏感なシェフたちが作る、創造性豊かで素晴らしいヴィーガン料理を提供している、アメリカ東海岸の有名ヴィーガンカフェ・レストランを厳選して7店舗紹介します。
*Eleven Madison Parkは、コロナの影響で2020年に一時閉店を余儀なくされました。しかし、全てのメニューをヴィーガンメニューにし今年2022年6月に再オープンする予定です。
Avant Garden ニューヨーク州ニューヨーク
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ミシュランガイドにも掲載されているAvant Garden(アバントガーデン)。ミシュランガイドには、たまたまヴィーガンなだけであって、素晴らしい料理を提供するレストランと絶賛されています。
2015年にオープンして以来、ニューヨークで最も愛されているヴィーガン料理を提供するレストランの一つです。
アバントガーデンは野菜本来の味を失わずに、しかも、魚介類やお肉の味を再現するという、魔法のような料理を提供してくれます。
小さいお店ながらもゴージャスなダイニングルーム、高級レストランにありがちな、緊張感漂う雰囲気はなく、フレンドリーな店員たちが迎えてくれるアバントガーデンは、まさしく魔法にかかったようなひと時を与えてくれるでしょう。
住所:445 E 6th Street. New York, NY 10009
Rawsome Treat ニューヨーク州ニューヨーク
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Rawsome treat(ロウサムトリート)は、アメリカの有名メディア媒体に何度も取り上げられているニューヨーク発祥のスイーツカフェ。
ヘッドシェフであるWatt Sriboonruang(ワット・スリブーンルアグ)はタイ出身で、タイ発祥格闘技ムエタイの元アマチュア選手です。
ワットは普段から生の野菜、果物やナッツ類を食べるローヴィーガン。ローヴィーガンでも、ムエタイというカロリー筋肉消耗の激しいスポーツでも、十分身体作りをできるということを実感し、周囲の人たちに彼女のライフスタイルを進めています。
ローヴィーガン食で作るスイーツは甘味料も全てアガベやココナッツから。パイクラストも小麦粉を使わずにナッツ類からできているので、甘いものを諦めないでも、ヘルシーな身体を作りたいという欲張りな人たちのためのスイーツです。
住所:158 Orchard St New York, NY 10002
CHAMPS DINER ニューヨーク州ニューヨーク
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CHAMPS DINER(チャンプスダイナー)は、ニューヨークのブルックリンにある人気のヴィーガンダイナー、のんびりとくつろぎたい時にはおすすめのレストランです。
10年ほど前に開店して以来、チャンプスダイナーはブランチと夜に小腹が空いた時に地元のニューヨーカーが訪れる、ニューヨークダイナーの人気スポットになりました。
チャンプを訪れると、白黒の市松模様の床、柔らかなブース、円形のスツールなど、1950年代の映画で見たようなアメリカの古き良き時代のレストランを思い浮かべます。
メニューは、、チキンやワッフル、パンケーキ、ベーコンチーズバーガー、ステーキーなどがずらりと並んでいるので、一見本当にヴィーガンなの?と目を疑ってしまいますが、定番アメリカコンフォートフードの肉を使わないバージョンを楽しむことができるので、男性からも大人気の100%ヴィーガンレストランです。
住所:197 Meserole Street Brooklyn, NY 11206
Sticky Fingers ワシントンDC
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Sticky Fingers(スッティキーフィンガーズ)オーナーのDoron Petersan(ドロン、ピーターソン)が作るヴィーガンスイーツは、ヴィーガンという域を超えた最高のヴィーガンスイーツ。
ドロンはアメリカケーブル人気料理チャンネルの一つであるFood Network(フードネットワーク)が作る料理を競う番組、Cupcake Wars(カップケーキワーズ)に出場したシーズンで、2回チャンピオンになるほどの実力の持ち主です。
バターや卵をたっぷり使って作るカップケーキよりも、ドロンの作る想像豊かなヴィーガンカップケーキの方が勝ると、ヴィーガンカップケーキの美味しさをアメリカに広めました。
彼女が作るスイーツを店頭販売するだけではなく、自分でデコレーションできるカップケーキやブラウニーのキットやケーキミックスなども販売しており、ご自宅でいつでもお好きな時に美味しいスッティキーフィンガーズを楽しむこともできます。
住所:1370 Park Rd NW Washington, DC 20010
Elizabeth’s Gone Raw ワシントンDC
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Elizabeth’s Gone Raw(エリザベスゴーンロー)は、金曜と土曜の夜のみの営業のみという高級ヴィーガンレストラン。
週に二日しか営業していないため、予約を取るのが難しいというゲストの声に応え、今年の3月からは木曜日も営業するとのこと、エリザベスゴーンローのファンにとっては嬉しい限りです。
エリザベスゴーンローのメニューは、お一人様85ドルの6コースのビーガンテイスティングメニューのみ。一つ一つこだわり抜いた季節の素材を用い丁寧に仕上げられた、美しいヴィーガン料理のあまりの美味しさに感嘆するのみです。
またお一人様65ドル追加で、オーガニックワインとバイオダイナミック農法で作られたワインのペアリングを提供しています。
住所:1341 L St NW Suite 1, Washington, DC 20005
VEDGE ペンシルベニア州フィラデルフィア
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ニューヨークから車で南へ約2時間の場所に位置する、都市フィラデルフィアにVEDGE(ベッジ)はあります。
2018年にベッジは、過去40年間でアメリカ国内で最も重要な40のレストランの1つに選ばれたこのレストランは、2011年にオープン。地元で取れる季節の野菜をふんだんに使ったエレガントなヴィーガン料理は、アメリカ大手料理雑誌で何度も絶賛されています。
メディア媒体に何度も取り上げられているにもかかわらず、謙虚な姿勢で料理に取り組み進化し続ける姿勢は、オープン当初から変わっていません。
同オーナーは2018年にワシントンD.C.にもヴェーガンレストランFancy Radish(ファンシーラディッシュ)をオープンしました。ファンシーラディッシュは、すでに市内で最高のレストランの1つとして認識されています。
住所:1221 Locust Street Philadelphia, PA 19107
Plant Miami フロリダ州マイアミ
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Plant Miami(プラントマイアミ)の料理は、南フロリダの風景と自然にインスピレーションを得た、ヴィーガンそしてコーシャ料理を特徴とてしており、可能な限り地元の素材を使いサステナブルであることを心がけているレストランです。
その一環として農園からテーブルへを実践し、採りたての新鮮な季節の野菜の素材を損なうことなく見事に調理し、ヘルシーでクリーンなヴィーガン料理を提供しており、まさにヴィーガン哲学と相まっているレストランです。
プラントマイアミは、セイクリッドスペースマイアミというホリスティックウェルネス会社が経営するレストラン。
広大な敷地にある屋外セイクリッドスペースは結婚式やプライベートイベントなどにも使われており、レストランは静かで洗練された屋外セイクリッドスペース庭園内で提供されており、神聖な落ち着く空間で心と身体を癒してくれるレストランです。
住所:105 NE 24th Street Miami, FL 33137 USA
まとめ
アメリカ版食べログYelp、アメリカ大手グルメ料理雑誌Food and Wine(フードアンドワイン)、FoodNetwork(フードネットワーク)そしてVegNews(べグニュース)など信頼の置ける情報を元に、アメリカ東海岸の有名ヴィーガンカフェ・レストラン、ミシュランを獲得した高級レストランから手頃なカフェまで7選厳選して紹介しました。
世界のグルメ、ファッションなど常に最先端を行くニューヨークを始め、アメリカの首都ワシントDC、そしたメリカ屈指のリゾート州フロリダなど魅力的な街がたくさんあるアメリカ東海岸。
アメリカ東海岸を訪れた際には是非参考にしてみてください。
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