JUST Egg(ジャストエッグ)が目標金額30億ドルでのIPOを予定!注目情報をお届け
急成長中のヴィーガン卵「JUST Egg(ジャストエッグ)」。スタートアップ企業「Eat Just(イートジャスト)」は、30億ドル(3,000億円)もの新規株式公開が間近とされています。
さらに、現在の畜産のシステムは地球環境に多くの悪影響を及ぼす問題があるため、その両方の問題を解決する「持続可能な食料」の登場が急がれています。
そんな中で、持続可能な食料として大きな期待がかかるのが、ヴィーガン卵「JUST Egg(ジャストエッグ)」です。
「JUST Egg(ジャストエッグ)」を主力商品とするスタートアップ「Eat Just(イートジャスト)」は、30億ドル(3,000億円)ものIPOが間近とされています。
この記事では、ジャストエッグの最新情報をお届けします。
目次
JUST Egg(ジャストエッグ)とは?
JUST Egg(以下ジャストエッグ)とは、アメリカスタートアップ「Eat Just(以下イートジャスト)」の開発する、「植物性卵」です。
緑豆由来のヴィーガン卵であるジャストエッグは、溶き卵のような製品であり、加熱することで様々な卵料理になります。
例えばスクランブルエッグやオムレツ、キッシュといったものです。
ジャストエッグは、緑豆タンパク質から製造されています。
緑豆は、日本でおなじみの「もやし」の種。
ヴィーガンプロテインとして知名度がある、「ピープロテイン」のような豆のタンパク質の抽出物からできています。
ジャストエッグの特徴
ジャストエッグには以下のような特徴があります。
- 地球環境にやさしい
- ヴィーガンの方の健康維持として
- ヴィーガンの方でも卵を食べられる
地球環境にやさしい
ジャストエッグは、畜産をせずに製造し、二酸化炭素の排出量など発生を抑えられるため地球にやさしいというメリットがあります。
従来の畜産には以下のような問題があり、代替タンパク質が模索されていました。
- 二酸化炭素を多く排出する
- 大量の水資源を使用する
畜産の過程でとうもろこしや小麦といった餌の輸送により、多くの二酸化炭素が発生します。
また、水の大量消費は水の枯渇や水質汚染を引き起こすため、改善が急がれているのです。
その一方で、ジャストエッグは畜産による同量のタンパク質生産に対して、以下のような資源削減が可能。
- 水の使用量:98%減
- 二酸化炭素:93%減
- 土地の使用面積:86%減
参考:ジャストエッグ公式サイト
ジャストエッグは、2021年7月時点で、1億6000万個の卵に相当するヴィーガン卵を販売してきました。
これにより畜産で同等のたんぱく質を製造すること比較して、2,300万kgの二酸化炭素、9,400エーカー(約38平方キロメートル)の土地、58億ガロンの水を削減できたと発表しています。
ヴィーガンの方の健康維持として
また、ジャストエッグはヴィーガンの方が不足しがちなタンパク質を補給できるということもメリットです。
タンパク質は動物性食品に多く含まれているため、ヴィーガンの方であれば意識して摂取しないと不足しがちな栄養素。
ですが、ジャストエッグであればおかずとして無理なく摂取できます。
また、コレステロールがゼロかつ、動物性食品に豊富に含まれる飽和性脂肪も含まれていないことも、ヘルシーで嬉しいポイントです。
ヴィーガンの方でも卵を食べられる
ジャストエッグなら、卵を食することができないヴィーガンの方でも安心して卵料理を楽しむことができます。
ジャストエッグは、徹底した管理の元、原材料のほかにも一切動物性の素材を使用していないためです。
ただし、ジャストエッグは溶き卵のような形態であるため、目玉焼きやポーチドエッグといった黄身と白身が分離した卵料理は作ることができません。
ジャストエッグの味は?
多くのメリットがあるジャストエッグですが、肝心の味はどうなのか気になるところですよね。
日本、海外の体験記事を見てみると、ジャストエッグの味は「ほとんど卵」とのこと。
特にスクランブルエッグであれば本物の卵と変わりないという意見が多くありました。
その一方で、食感に関しては卵とはほど遠い部分もあるようです。
これは、ジャストエッグは卵白のような粘り気がある成分がないことが原因のようです。