【アメリカ】Kikka Sushi、ホールフーズ・マーケット一部店舗でヴィーガン寿司の販売を開始

【アメリカ】Kikka Sushi、ホールフーズ・マーケット一部店舗でヴィーガン寿司の販売を開始

米スーパー大手、ホールフーズ・マーケットでKikka Sushiがヴィーガンサーモンとヴィーガンマグロの寿司を含む「Vegan by Kikka」ラインを立ち上げることを発表。その詳細をご紹介します。

ハッピーキヌア編集部
2023年01月26日
【アメリカ】Kikka Sushi、ホールフーズ・マーケット一部店舗でヴィーガン寿司の販売を開始
アメリカのスーパー大手、ホールフーズ・マーケットと30年以上のパートナー関係にあるKikka Sushiは、ホールフーズ・マーケットの一部店舗において、ヴィーガンサーモンとマグロの寿司を含む「Vegan by Kikka」ラインを立ち上げることを発表しました。

 

Kikka Sushiは、「最も舌の肥えた人々に、本物の味と食感で満足していただけるヴィーガン製品を作る」という5年間のミッションに着手したと宣言。

そして、その言葉を実現するべく、白砂糖をヴィーガン用砂糖に切り替え、骨炭を使用する製品を使用しないようにしたと言います。

Vegan by Kikkaのラインナップには、植物由来のサーモンとマグロが含まれています。

これらは、プラントベースシーフードによく使われる根菜のこんにゃくと紅藻類(寒天)を主原料としています。

 

このヴィーガンマグロとサーモンは、Kikka Sushiの創業者であり社長のトニー・ソエサントと日本のパートナー企業(非公開)との協働によって生まれた、Kikka Sushi独自の商品です。

菊花寿司では、野菜巻きやサラダ巻きなどのヴィーガンメニューを提供していますが、近々、餃子やポケなども提供する予定です。

 

Kikka Sushiとは

Kikkaは1986年にトニー・ソエサント氏によって設立されました。

最初はレストラン経営者として事業を始めた彼は、その後ロサンゼルス広域エリアのマーケットに寿司を供給するようになりました。

 

その後、全米20州以上で急成長を遂げた同社は、寿司だけではなく、日本の天ぷらや中国の麺類、韓国のビビンバ、インドネシアやベトナムの料理など、美味しくて人気のあるアジア料理を数多く取り揃え、メニューを拡充してきました。

 

まとめ:広がるヴィーガンシーフード

地球温暖化や乱獲により、魚も含めて生態系は大きくダメージを受けています。

そのような現状を受け、ヴィーガンのシーフードが開発され、スターバックスなどで取り扱う飲食店も増えてきています。

 

日本は島国であるという地理的な条件や、昔から魚を食べてきたという長い歴史があるため、水産業が盛んです。

しかし、実は日本の漁業・養殖業の生産量は1984年の1282万tをピークに減少し、2018年には442万tにまで減っています。

 

漁獲量が減っているということは、それだけ乱獲で魚の数が減ってしまったということです。

あと30年もしないうちに、魚が食卓に並ばなくなるとも言われるほど、実は魚の乱獲は深刻な状況です。

 

魚の命を尊重し、海の環境を守っていくためにも、今後もヴィーガンシーフード市場は成長し続けていくと考えられます。

 

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