【医師監修】ながら食べは摂取カロリーが増える?実践したいマインドフルイーティング

食べる時のマインドフルネスである「マインドフルイーティング」とは?「食べる瞑想」とも呼ばれるマインドフルイーティング、そのメリットや日常への取り入れ方をご紹介していきます。

目次
マインドフルイーティングの実践方法!
今すぐにでもマインドフルイーティングを始めたいという方に向けて、簡単に取り入れられる方法をステップでご紹介します。
とはいえ、1番大切なのは「純粋に食事を楽しむこと」。
自分に合った方法を見つけていく過程も楽しんでみてください。
STEP1:空腹感を楽しむ
どんな食事もおなかがすいている時に食べるのが1番です。食事の前には「心地の良い空腹感」を味わいましょう。
食事の時間になっても空腹感がない場合には、もしかすると食べすぎが続いているかもしれません。食事量を見直すキッカケにもなるので、体と相談していきましょう。
ただし故意に食事を抜いて「わざと空腹状態を維持する」のは体に良くありません。バランスの良い&適切な量の食事を3食取り入れるよう意識しましょう。
STEP2:集中する環境を整える
ポッドキャストやテレビなどの音を消し、スマートフォンを目につかない場所に移動しましょう。いつも音に囲まれた生活をしている人は、それだけでもちょっと神聖な気持ちがするかもしれません。
少しだけ時間にゆとりがある場合は、マインドフルイーティングを楽しむためにキャンドルを付けてみたり、ランチマットを使ったりと「食事空間」を整えてみるのもおすすめです。
STEP3:五感を使って食事を味わう
まずはお皿の上の食事を目で楽しみましょう。なんとなく食べていると気付かない野菜の色や、盛り付けのこだわりを楽しんでみてください。
一口分をとったら、香りを楽しむ。
そして舌ざわりを楽しむ。
急いで飲み込まないで、しっかりと噛む。
イメージとしては、ワインのテイスティングをしているような気持ちでしょうか。
無意識に口に食べ物を運んでいる時とは違って、五感を使って食事を楽しむことで、同じメニューでも満足感が全く変わってきます。
STEP4:感謝の気持ちを持つ
マインドフルイーティングの最中にはネガティブなことを考えないように意識しましょう。考えがあちこちに飛んでしまう人は、一口一口を味わいながら感謝をすることがコツです。
目の前をごはんを作ってくれた人、野菜を作ってくれた人、運んでくれた人に対しての感謝。
そしてその食べ物が育った土地や浴びている太陽にも想像力を働かせながら味わってみましょう。
STEP5:満腹感を感じる
一口一口をじっくり味わっていると「あ、おなかが満たされてきたな」という感覚が味わえるはずです。
先の調査結果にもありましたが、じっくりと味わって食べることで「今までよりも少ない量」で満腹感を味わうことができます。
単純に口だけでがつがつとかき込んでいるのとは違い、心と体で味わうことで満たされる感覚が出てくるからでしょう。
まとめ:マインドフルイーティングで心と体で食事を楽しもう
「食べる瞑想」「マインドフルイーティング」と聞くと、何か難しいことのように感じられるかもしれませんが、一言でいうと「食事に集中してしっかり味わうこと」です。
こんなシンプルなことですが、実践できている人は限りなく少ないでしょう。
取り入れ方のステップをご紹介してきましたが、慣れていないと難しいもの。「まずは最初の一口をこだわってみよう」と取り入れるところから、始めるというのも十分なキッカケです。
食事にかけている時間は変わらなくても、なんとなくの20分と、食事の味だけでなく幸せな気分も堪能しながらの20分では、食べ終わった後の心と体の状態が全然違うはずです。
毎日の食事を、少しだけハッピーな時間に切り替えてみませんか。それがダイエットにも繋がるとなれば、一石二鳥ですよね。