地球にとってサメは木よりも重要?サメについて知っておくべき正しい知識を詳しく解説
凶暴な魚のイメージが強いサメ。実は、地球環境を守るキーマンなのです。それはいったいなぜなのか?徹底解説します。
目次
サメと、海の生態系を守るために、私たちができること
サメが、決して危険動物なのではないこと。
そして、海の生態系や、私たち人間の環境を守るために、必要な存在であることが、わかりました。
では、私たち人間が、サメと、きれいな海を、これからも守り続けていくために、何ができるでしょうか?
SDGsの目標から、考えていきましょう。
誰もが仕事を持ち、貧困などの不平等をなくそう
サメのヒレは、「フィンニング」という、人間が、利益のみを追う、残虐で身勝手な狩りであることを、お話ししました。
こういった、いわゆる、「ルール外」の方法は、主に、貧しい国の人が、お金になるから行うことが多いです。
SDGsの目標のひとつめには、このような、「あらゆる場所あらゆる形態の貧困を終わらせる」とあります。
SDGsの目標の8番めの、「働きがいも 経済成長も」には、
「すべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する」と書かれています。
すべての人に、働く機会があり、適正な報酬が得られれば、密猟のようにも思える、フィンニングなどという身勝手なことはしないはずです。
そして、仕事があり、収入があれば、貧困がなくなり、誰もが真っ当な仕事で食べていける、ということに繋がります。
それは、結果的に、その地域、国の成長も見込めます。
つくる責任、つかう責任
政治や、国の代表が主導となって行うような、大きな変革を求めなくても、私たちにできることがあります。
それが、この、SDGsの12番めの目標である、「つくる責任 つかう責任」です。
- ゴミは家に持ち帰る
- ゴミになるようなものは買わない
- 日常生活でもプラスチック製品を選ばない
- リサイクルボックスを活用する
などでしたら、今すぐにでも始められるのではないでしょうか。
プラスチック製品を選ばないようにするために、ハッピーキヌアでは、多くのグッズをご紹介しています。
ヴィーガンレザーはもちろん、デンタルケアなども、プラスチックを使わないグッズが、たくさんあります。
また、ハッピーキヌアヴィーガンストアでは、こういった、サステナブルグッズを、好評発売中です。
ぜひ、お試しください。
気候変動に、具体的な対策をし、海の豊かさを守ろう
単に、何かをするにも、きっかけや、理由がなくては、続きません。
私たちが住む、この地球は、決して無限ではなく、資源に限りがあることを忘れてはなりません。
サメが住む海は、私たちにとっては、旅の目的地にもなり、資源にもなります。
- 使い捨てをすることがなく、最小限のゴミで済むよう、エコパッケージのものを選んでみる
- 海では、「環境に優しい」ことも重要視する日焼け止めを使う
なども、わたしたちがすぐにできるアクションです。
沖縄県恩納村での取り組み
沖縄県恩納村は、「サンゴの村宣言」として、サステナブルな活動に、村をあげて取り組んでいます。
世界有数のサンゴ群のある、恩納村の海。
観光資源でもあるため、その財源を守りつつも、環境も、守っていきたい。
そういった取り組みが、新しい価値を生むという、ポジティブな循環を築こうとしています。
また、2021年8月、沖縄科学技術大学院大学(OIST)と、恩納村による、「こども科学教室」がオンラインで3日間、開催されました。
そのうちの、村内の小学3、4年生約20人が参加した日には
「サメ」をテーマに、サメの標本を観察し、その生態や、海の汚染などで数が激減している現状を学びました。
サメは、観光資源を守るだけでなく、観光資源そのものにもなり得る
サメがいるエリアというのは、海洋資源が豊富なエリアとも言えます。
そもそも、サンゴ礁を守るためには、そこに、食物連鎖、つまり、ひとつの生態系が成立していることが必須です。
美しいサンゴを守るための取り組みが、生態系を守ることになり、結果的に、サメの必要性に繋がります。
そして、そのためには、まず、頂点捕食者であるその生態について学ぶことが必要です。
さらに、その学ぶ対象は、大人だけでなく、未来を担う、子どもたちにも広がっていくべきです。
恩納村の、産官学が一体となった取り組みは、まさに、このSDGsの、9番目と11番目の目標を、形にしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
きれいな海、きれいな風景、きれいな地球は、生物の多様性が創り出すものです。
この自然の美しさを持つ惑星は、地球だけです。
そして、これを愛でるのも、壊すのも、人間なのです。
サメを通じて、私たちは、もっと地球のためにできることを、考えるきっかけを得ました。
私たちの世代で、環境を壊すのではなく、生物の多様性、美しい地球を守り、育てていきたいですね。