SUBWAY(サブウェイ)が世界中でヴィーガンメニューを拡充。アメリカ、イギリスなどの動きを解説

SUBWAY(サブウェイ)が世界中でヴィーガンメニューを拡充。アメリカ、イギリスなどの動きを解説

世界中40,000店舗を構えるサブウェイが、ヴィーガンメニューに本腰を入れていくという朗報が入ってきました。本記事ではその詳細、アメリカ・イギリス・ブラジルなどの各国の対応を解説していきます。

ハッピーキヌア編集部
2021年09月22日
SUBWAY(サブウェイ)が世界中でヴィーガンメニューを拡充。アメリカ、イギリスなどの動きを解説

出遅れ感の否めないサブウェイのプラントベース対応

出遅れ感の否めないサブウェイのプラントベース対応

サンドウィッチというと野菜たっぷりでヘルシーというイメージを持つことが多いですが、実はサブウェイのプラントベース対応は若干出遅れています

主要サンドウィッチが、ツナをたっぷり使っていたり、がっつりお肉が挟まっているものが多いからでしょうか。

 

ヴィーガン・ベジタリアン対応が急速に広がっているアメリカにおいても、今年に入ってから1つも新しいヴィーガンメニューを発表していないとあって、批判の声も聞こえています。

2019年に期間限定でBeyond Meat(ビヨンドミート)社の代替肉を使ったミートボールサンドウィッチが発売されましたが、期間が終了したきりとなっています。

 

これからどのような商品が発表されるのか、ワクワクしながら待っている人は多いはずです。

 

海外のサブウェイの方が一歩先をいく現状

海外のサブウェイの方が一歩先をいく現状

若干出遅れ気味な本家アメリカのサブウェイですが、他のマーケットの方がプラントベース対応が進んでいるとも言われています。

今年大きく舵を切ったイギリスに加えて、肉食文化のイメージの強いブラジルでの対応をご紹介します。

 

UKサブウェイは2021年頭から本格ラインアップを準備

イギリスのサブウェイは2021年からプラントベース対応をググッと加速させました。

目玉商品として発売されたのがT.L.C = Tastes Like Chicken(チキンみたいな味)というサンドイッチ。

普通のチキンのような見栄えはもちろん、実際に食べた人も「ローストチキンそのものだ!」というコメントが出るくらいの仕上がりとなっています。

【UKサブウェイの提供しているヴィーガン対応メニュー】

  • T.L.C. チキンサンド
  • ヴィーガンチーズバイト
  • ヴィーガンミートボールサンド
  • ヴィーガンクッキー

 

主要サンドウィッチだけでなく、デザートまで準備されているという徹底っぷりです。

これだけ揃えていれば、これからもメニュー改変のタイミングで楽しいプラントベースメニューが増えていくことは、間違いないと言えるでしょう。

 

肉文化のブラジルサブウェイでもヴィーガンサンド対応アリ

ブラジルと言えばシュラスコ(ブラジルスタイルのBBQ)というくらい、がっつり肉食のイメージの強いブラジルでさえ、プラントベースサンドを提供しています。

 

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ブラジルで販売されているベジサンドは、ヴィーガンミートを使い、さらに乳製品を使用していないベジチーズをたっぷり使ったボリューミーなサンドウィッチです。

 

ちなみに日本のサブウェイはベジタリアン対応まで

海外のサブウェイでは、少しずつプラントベース対応メニューが増えてきていますが、我々日本のサブウェイはどうなのでしょうか?

残念ながら、ベジタリアン対応までと発表されています。

 

「ベジ―デライト」という野菜だけが詰まったサンドウィッチがメニューにありますが、それを包んでいるパンの方に乳成分が使われているとのこと。

「サラダ」として中身だけを買えば、なんとかヴィーガン対応になりますが、それではせっかくの「サンドウィッチ店」という感じが味わえません…

 

日本でもじわじわと浸透してきているヴィーガン・ベジタリアンという選択肢。これからのメニュー開発の時には、ぜひとも考慮していただきたいところですね。

 

サブウェイのツナサンドにツナが入っていない疑惑

サブウェイのツナサンドにツナが入っていない騒動

今年のサブウェイが、ブランドイメージ向上のために力を入れている大きな理由の一つが、年初に発生した「ツナサンドにツナが入っていない騒動」があります。

アメリカで裁判沙汰にもなった事件なので、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

 

人気メニューである「ツナサンド」にたっぷり使われているツナフィリングを調べたところ、ツナのたんぱく質が検知されず、何を混ぜているのだか分からない上、ツナが全く入っていないということで訴えられました。

もちろんサブウェイ側は「100%ツナを使っている」と反論しましたが、裁判では「加工されすぎていて、成分不明」という分析結果が出ました。

 

珍ニュースともいえるこの裁判事件によって、イメージが悪くなってしまったことを撤回すべく、ここから積極的にプラントベースを含む、商品開発にテコ入れがされていくと期待されています。

 

まとめ:サブウェイのヴィーガン対応に期待大!

まとめ:サブウェイのヴィーガン対応に期待大!

日本におけるプレゼンスは、とても高いというわけではありませんが、実は全世界でみると4万店舗以上を持つ巨大サンドウィッチチェーン店であるサブウェイ

あのマクドナルドが3万店舗であるため、実はサブウェイの方がメジャーといえます。

 

そんな巨大チェーン店が、ここから本格的にメニューを入れ替え、そこにはたんぱく質源の見直しもしていくと発表しました。

これだけの巨大ブランドが取り組みを加速させるということは、波及効果が大きいのではないかと期待されています。

 

これを受けて他のサンドウィッチメーカーはもちろんのこと、そのほかのチェーン店系列をしている飲食業界にも、ますますプラントベースの波は広がっていくことでしょう。

 

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