ローソン、セブンイレブン、ユニクロで最先端技術を用いたエコな店舗が登場、「環境配慮型店舗」について徹底解説
コンビニや衣装品店で環境に配慮したエコなお店が増えてきています。最先端技術を使い省エネルギー設備を導入した【環境配慮型店舗】を紹介します。
その名の通り便利なお店ですが、いつでも明かりが煌々とついていて、エネルギー大量消費、二酸化炭素排出量も膨大な量と思ってしまいます。
そして、コンビニから出る大量の食品廃棄、その量は年間約20~30万トン。
便利性を追求して、サステイナブルのイメージがあまりないコンビニですが、環境に配慮した取り組みをしているのをご存知でしょうか。
めぐるましい速さで作り上げられる、新しいテクノロジーを使い、二酸化炭素排出量の削減と除去を目指した環境配慮型店舗が、ローソン、セブンイレブンなどの店舗で導入されています。
環境配慮型店舗とは
環境配慮型店舗とは、最新技術を使った省エネルギー設備が導入、*IoT技術を使ったフードロスへの取り組み、そして、プラスティックと二酸化炭素削減の取り組みなどに力を入れている店舗のことを言います。
IoT(Internet of Things|モノのインターネット):IoT技術は、インターネットを通して、身近にあるたくさんのモノを繋げることです。
太陽光発電パネル設備
ローソンは、サステイナブルな環境配慮型店舗のために、三菱商事株式会社と携帯事業を開始。
最初は関東を中心とした店舗のみですが、太陽光熱発電設備から得られるエネルギーを、店舗に供給していく計画を立てています。
もともと、2012年から、二酸化炭素削減のために、太陽パネルを設置してきているローソン。
今回の計画は、店舗敷地外の太陽光熱発電所から得られた電力を店舗に送る、オフサイトPPAを導入という画期的な試みとなります。
この導入により、年間約19,000tの二酸化炭素を削減する見込みです。
同様にセブンイレブンでも、太陽光発電パネル設置取り組みを強化しています。
太陽光発電パネル設置店舗数は、2021年3月時点で約9,000店に拡大し、これからますます増え続けていきます。
ノンフロン冷凍・冷蔵システム
ローソンとセブンイレブンは、温暖化ガスの一つでもあるフロンを排出しないように、ノンフロン(CO2冷媒)冷凍・冷蔵システムを積極的に導入。
ノンフロンは、省エネルギー効果も高いため、他のコンビニでも採用されています。
実は、フロンガスは冷蔵、冷凍庫を始めエアコンなど、私たちの生活に必要な電化製品にも使用されています。
フロンガスは、オゾン層の破壊そして地球温暖化など環境へ与える影響が明らかになり、フロンガスを使用した製品の生産は、2020年までに廃止することになりました。
そのため、フロンガス代替品に注目が集まってきているのです。
不要となったフロン製品は、必ずフロンが大気中に放出されないよう、適切なフロンの回収をするようにしましょう。
各店舗での取り組み
ローソンそしてセブンイレブンでは、各店舗で実地できる独自の取り組みをしています。
ローソンでは、エアコンのフィルター清掃、温度調整などを含むローソン省エネ10か条を実地。
セブンイレブンでも同様に、省エネ対策重点6項目があります。
その他にも、店内照明にLED照明を導入。
LED照明は、蛍光灯と比較して長寿命、そして省エネであるという特徴があり、ご自宅で使用している方は多いのでは。
配送トラックも環境に優しい、クリーンディーゼル、ハイブリッドや電気トラックを積極的に導入もしています。
環境に優しいトラックを使用するだけではなく、サプライチェーンと協力し、共同配送を開始。
各メーカーが各メーカーの商品を運ぶだけではなく、各メーカーが協力し、一台のトラックでそれぞれの商品を運ぶようにしています。
共同配送が、CO2排出量削減につながっています。