アメリカでは約半数のレストランにヴィーガンメニューが完備!
なんとアメリカ全土のレストランにおいて、約半数のお店がヴィーガンメニューを取り入れているというニュースが入ってきました。なんとなく肉食のイメージが強いアメリカにおいて、これは大きなマイルストーンと言っても過言ではありません。海外旅行の解禁も騒がれる中、アメリカに遊びに行く楽しみが増えますね。この記事では調査結果を徹底解説します。
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プラントベースメニューは幅広いジャンルのレストランにて提供中
「ヴィーガンメニューを取り入れている」と聞くと、健康意識の高そうな方が通うような高級レストランやおしゃれなカフェをイメージしませんか。
でも、この調査によると、プラントベースメニューを取り入れているのは、一部の業態だけではありません。
むしろハイエンドをターゲットとするようなレストランよりも、ファストフードチェーン店の方が、プラントベースへの取り組みが早かったという報告もあります。
ジャンクなイメージの強いファストフードが、プラントベースに力を入れているというのは面白いですよね。
当メディアにおいても、たとえばマクドナルド社の動向などを別の記事でもご紹介しています。
地域ごとにプラントベースへの表記法の好みが分かれる
アメリカと一言で言っても、国土が広くその地域ごとにヴィーガントレンドの波の到達時期や、地域の方々に好まれるヴィーガンスタイルも異なります。
この調査では、メニューを書く時に好まれる言葉の違いが浮き彫りになりました。
ほとんどのエリアにおいて「ヴィーガン」「プラントベース」という名前がメニューに使われています。
その一方で、北の方の州においては「ミートレス」という言葉の方が人気ということが分かりました。
「ヴィーガン」という言葉に抵抗がある人でも、聞きなれた「ミート」という言葉が入っている方が、受け入れやすいのかもしれません。
アメリカのレストランにおいて避けては通れないヴィーガンメニュー
この調査において、ここ3年間でアメリカのレストランのヴィーガンメニューの提供率が33%から48%までに急成長したことが判明しました。
このトレンドは引き続き伸びていくものと考えられています。
というのも、今回の調査の時点では「まだヴィーガンメニューを提供していないけれど、動物性食品を使わないメニューの開発に乗り出している」と答えたレストランは28%にも上りました。
これらのレストランが無事にメニューをローンチできれば、さらに多くのレストランにてヴィーガンメニューが提供されることになります。
数年後に再度同じ調査が実施される頃には、半数を超えている可能性が高まってきています。
もちろんヴィーガンに乗り気でないレストランも
ヴィーガン・プラントベーストレンドは、全世界的に広まっています。
アメリカのレストランにおいては避けては通れない道とご紹介しましたが、それでもやはり肉にこだわるレストランももちろん残っています。
今回の調査では、7%のレストランが「導入はしてみたけれど、やっぱりやめようと考えている」と返答がありました。
さらに、約1/3にあたる29%のレストランでは「プラントベースメニューの開発をするつもりはない」と答えています。
この「ヴィーガンに乗り気ではないレストラン」の数が、これからどのように推移していくのかも興味深いですね。