ペットにヴィーガン食を与え続けても良いの?犬や猫にとってもヴィーガン食が健康的である理由を徹底解説
大切な家族であるペットに健康で長生きしてもらうため、完全菜食のヴィーガンフードを与える飼い主さんが増えています。ペットにヴィーガンフードを与えるメリットや注意点とは?詳細を解説いたします。
大切な家族であるペットには、健康で長生きしてほしいというのが、飼い主さんたちの共通の願いなのではなのでしょうか。
愛犬や愛猫の健康維持のために必要な栄養素や、ヴィーガンフードを与えるメリットや注意点について、詳細を解説いたします。
そもそも犬や猫って肉食じゃないの?
動物の食性は「肉食」「草食」「雑食」の3つに分けられます。
一般的に、犬は「肉食に近い雑食」といわれています。
犬の祖先であるオオカミは、動物性の肉を好んで食べます。
しかし、長年ペットとして家畜化されてきた歴史をもつ犬は、様々な食物から栄養を摂取する「雑食」で、健康状態を保っているのです。
また、猫は「肉食」です。
だからといって、穀物や野菜を食べてはいけないということではありません。
あくまでも、肉に含まれる栄養素が必要だということなのです。
犬に必要な栄養素とは
犬にとって、とくに大切な栄養素は「タンパク質」「炭水化物」「脂肪」の三つです。
さらに「ビタミン」や「ミネラル」を加えた五つが、犬にとって必要な五大栄養素となります。
とくに、アミノ酸を供給する「タンパク質」は、皮膚や毛、筋肉などをつくる大切な役割を担っているため、犬にとって、最も大事な栄養素といえるでしょう。
また、体温維持作用のある「脂肪」や、エネルギー源となる「炭水化物」も、健康維持のために必要な栄養素なのです。
雑食性である犬にとって必要な栄養素は、私たち人間に必要な栄養素とも良く似ています。
猫に必要な栄養素とは
猫は、本来肉食性であるため、犬に比べて「タンパク質」を多く必要とします。
また、犬と違い、体内に必要な栄養素である「タウリン」や「ビタミンA」をつくりだすことができません。
タウリンが不足した場合には「タウリン欠乏症」になり、目の網膜萎縮や心疾患などを引き起こす恐れも出てきます。
そのため、猫には「タウリン」が含まれたペットフードを与える必要があるのです。
ヴィーガンフードって何?
完全菜食主義の食生活を実践する人々を「ヴィーガン」とよびます。
「ヴィーガンフード」には、肉や魚をはじめ、卵や乳製品、ハチミツなどを含む動物由来の成分が一切含まれていません。
大切なペットに「健康で長生きしてほしい」という理由から、ヴィーガン食を与えたいと考える飼い主さんが多いようです。
動物由来成分の含まれていないヴィーガンペットフードを、犬や猫に与え続けても良いのでしょうか。
ヴィーガンペットフードについて、ご紹介させていただきます。