子どもから大人まで読める、ヴィーガンをテーマに扱った絵本&漫画
ヴィーガンの漫画がある?ヴィーガンの絵本も?子どもも大人も読みやすい、ヴィーガンを知る、最初の一歩に適した漫画や絵本をご紹介します。
4. 絵本 いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日
食肉解体業をされている、「坂本さん」を主人公にしたお話です。
「肉を食べる」という行為に至るまでに、どんなことがあるのか?
それを実行する人がいる。その人にも家族がいて、それぞれの思いがある。
ただ、事実を淡々と私たちに語り掛けます。
「子どもたちが、魚の身に骨があることを知らない」
そんな話を耳にしたことのある方もいらっしゃると思います。
それと同じように、スーパーなどでパックに入って売られている「牛肉」が、牧場や絵本などで見る「牛」であることを、どれだけ正しく理解しているでしょうか?
ヴィーガンの正当性を伝える話でもありません。
「いのちをいただく」ということが、どれだけ重いことなのか。
それが、良いか悪いかを問う話ではありません。
この事実を知ることが、ヴィーガンを知り、考えるきっかけとなるのです。
【書籍情報】
絵本 いのちをいただく | 原案 坂本義喜 、 作 内田美智子 、 絵 魚戸おさむとゆかいななかまたち / 講談社
講談社BOOK倶楽部 「絵本 いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日」
5. うちは精肉店
絵のように、デフォルメしたり、オブラートに包むことができない、写真。
先述の「しんでくれた」や、「絵本 いのちをいただく」ということが、空想ではないことを、写真が教えてくれます。
「しんでくれた」のは、人の手によって、「屠畜」という名のもとに殺されるからです。
ここに描かれているのは、紛れもない事実であり、私たちが生きるために続けられてきていることです。
スーパーに並ぶお肉も、誰かが使うランドセルも、屠畜から始まります。
リアルです。そして、重いです。
しかし、知るべき事実です。
【書籍情報】
うちは精肉店 | 写真・文 本橋成一 / 農山漁村文化協会(農文協)