アメリカでPortillo’sが初のヴィーガンホットドックを発売
シカゴ発のホットドッグスタンドのチェーン、Portillo's(ポーティロス)が全米の全店舗で2022年5月16日、ヴィーガン・ガーデン・ドッグを発売を開始しました。植物由来食品の会社と共同で開発されたホットドッグの評価とは?
Field Roast社との共同開発
ポーティロスは、シアトルの植物由来の肉とチーズの会社、フィールドロースト(Field Roast)と共同で、初のヴィーガン・ドッグを発売した。
きっかけについてポーティロスの広報担当、ワース氏はこう述べています。「私たちの顧客にはフレキシタリアンの方が多くいます。しかし、彼らからのフィードバックによると、肉を使った伝統的なホットドッグが大好きなのにも関わらず、時にはそれを食べたいと思わないという意見がありました。私たちは、そのような人たちの意見を取り入れようと思ったのです。」
ヴィーガン・ドッグは「プラントベースガーデンドッグ」という商品名で発売。
ポーティロスのマーケティング責任者であるマコーマック氏は
「以前のベジドッグは、バンズにシカゴスタイルのトッピングがすべて乗っていて、肉は入っていませんでした。しかし、ヴィーガンのファンのために、ついにそのバンズをヴィーガンオプションで埋めてくれるパートナー企業を見つけたことに、とても興奮しています。」
と笑顔で語りました。そして、調理法については、
「黒コショウ、パプリカ、ガーリックで味付けされたガーデンドッグは、標準的なミートドッグと同じサイズで同じように調理されます。スモークし、グリル内の肉を使わない特別な部分で炭火焼きをした後、注文を受けてから野菜をトッピングします。」
「いろいろな調理法を試してみたんです。そして、この方法が一番おいしいと思ったので、それを採用しました。」
と説明しました。
新しいガーデンドッグは、メニューのポートベローマッシュルームサンドイッチに代わるもので、チーズ入りはベジタリアン、チーズ抜きはヴィーガン向けというラインナップで提供されます。
料理評論家のチュー氏はガーデンドッグを試食し、「素晴らしい!」と評価しています。トッピングの味もさることながら、何より、シカゴドッグの最高級品のような、パリッとしたソーセージの皮が特徴です。
ポーティロスやフィールドローストの想いが詰まったヴィーガンホットドッグの発売。
開発のきっかけは「顧客(消費者)の意見」でした。
日本でも、消費者1人1人の行動や選択の変化が企業を動かし、企業の変化が消費者の生活の質を向上させるような、素敵な循環がどんどん生まれていくと良いですね。
ハッピーキヌアでは、これからもヴィーガン情報をいち早くお伝えしていきます。