アメリカ西海岸は、一年を通して気温が穏やかで住みやすく、大都市には日本の食材や日用品も買える大手スーパーもあり、日本人にはとても住みやすい場所です。
でも、西海岸と一口に言ってもワシントン州シアトル、オレゴン州ポーランド、カリフォルニア州サンフランシスコやロサンゼルスなど、たくさんの魅力的な大都市がたくさんあります。
今回は、一度は観光で訪れてみたい、魅力的なアメリカ西海岸の都市にある、おしゃれで美味しいと評判のヴィーガンカフェ・レストランを紹介します。
もちろんアメリカ西海岸在住者も必見です。
アメリカヴィーガンレストラン事情
アメリカでは、環境問題、健康問題、そして動物愛護の視点から、ヴィーガンもしくはベジタリアンになる人が急激に増えており、レストランやカフェでは、ヴィーガンやベジタリアンオプションが当たり前になりつつあります。
アメリカのレストランでは、お客の要望に応えるためにメニューの変更は当たり前。メニューにヴィーガンメニューが載っていなくても質問すると、ヴィーガン対応できるかできないか明確に教えてくれます。
まだまだヴィーガン100%のレストランは少ないですが、ここ数年の社会の変化とともに、着実にその数が増えてきているのは確かです。
PLUM BISTRO ワシントン州シアトル
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まず最初にご紹介するのは、ワシントン州シアトルにあるヴィーガンビストロ、PLUM BISTRO(プラムビストロ)です。
プラムビストロは、ジミ・ヘンドリックス像がある若者の町キャピタルヒルにあります。
シェフのMakini Howell(マキニ・ハウウェル)は、アメリカ大手新聞紙ニューヨークタイムズが選ぶ、アメリカのフードカルチャーを変えたアメリカトップシェフの一人に選ばれるほどの実力の持ち主。
彼女が作るMac & Yease(マックアンドイーズ)は、ここを訪れたら是非トライしてもらいたい、彼女の代表作といえるほど人気のメニューアイテムです。
プラムビストロのサイトにはシェフ自ら教えてくれる彼女のレシピも掲載されています。
PLUM BISTRO公式サイトはこちら
住所:1429 12th Ave Seattle, WA 98122
Cycle Dogs ワシントン州シアトル
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Cycle Dogs(サイクルドッグス)は、カスタムされた自転車の後ろにホットドッグカートを付け、キッチンカーではなくキッチンバイクから始まりました。
自転車で始まったサイクルドッグスは、シアトルで最初のオールヴィーガンホットドックショップです。
ヴィーガンホットドッグの名は瞬く間に広がり、自転車からキッチンカーへ、そして6年後にはショップをシアトルのバラードという地域にオープン。
サイクルドッグスは、ヴィーガンではない人たちからも絶賛されていて、その人気が伺えます。メニューはホットドッグのみならず、ブリトー、ハンバーガーなど全てヴィーガン仕様のアメリカンファストフードが手頃な値段で楽しめます。
Cycle Dogs公式サイトはこちら
住所:5410 17th Avenue NW, Seattle WA 98107
Vtopia オレゴン州ポートランド
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Vtopia All Vegan Restaurant&Cheese Shop(ヴィトピアオールヴィーガンレストランと&チーズショップ)は、ポートランドのダウンタウンにあります。
ヴィーガン仕様に作られた、10種類以上のチーズを販売するチーズショップが併設されているので、レストランメニューも、たくさんの種類のアメリカ家庭の味の代表料理マカロニ&チーズから成り立っています。
ヴィトピアが調達する食材は、全てオーガニックそしてできる限り地元の食材を取り寄せて作られており、いくつかのビーガンチーズは食感があまり良くないと言われていますが、ヴィトピアのヴィーガンチーズは口当たりが滑らかとの評判。
お店は小さいため、現在はコロナの影響のためテイクアウトのみですが、地元に愛されているヴィーガンレストランです。
Vtopia公式サイトはこちら
住所:1628 SW Jefferson St, Portland OR 97201
SHIZEN カリフォルニア州サンフランシスコ
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Shizen(自然)お店の名前から分かる通り、このお店はカリフォルニアと日本の味を見事にハーモーニさせたヴィーガン寿司居酒屋レストラン。
Shizenのオーナー達は、寿司産業における多大なる海洋生物に対する責任を感じ、サステイナブルで新たな寿司産業を目指すことをモットーとしています。
アメリカで最初の持続可能な寿司レストラン、Tataki Sushi and Sake Barのチームによりオープンされたヴィーガン寿司レストランShizenは、私たちの命の源である海を守る思いを、思慮深くエレガントな表現を通して、一品一品に表し語りかけています。
ヴィーガン寿司だけではなく居酒屋メニューも豊富です。
Shizen公式サイトはこちら
住所:370 14th Street, San Francisco CA 94103
Julia’s Vegan & Vegetarian Restaurant カリフォルニア州モントレー
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サンフランシスコシスコから南へ、車で約2時間の場所にあるモントレー半島。有名なモントレー水族館やホエールウォッチング・クルーズもある、カリフォルニアの観光地モントレー市にJulia’s(ジュリアズ)はあります。
新鮮な地元の食材を使用した、高品質のヴィーガン・ベジタリアン料理を10年以上にわたり提供。
ジュリアズのメニューはオールヴィーガンではありません。全てはオールベジタリアンでほとんどのメニューはヴィーガン対応可能になっています。
今回のパンデミックにおいて、職を失い困っている人達のために、ジュリアズは地元コミュニティーと提携して、500食以上もの食事を寄付しており、食事を寄付したい場合は、オンライン注文の際「前払い-困っている人のために食事を10ドルで購入」を導入するなど、地元地域にも貢献しているレストランジュリアズです。
Julia’s Vegan & Vegetarian Restaurant公式サイトはこちら
住所:1180 Forest Ave, Suite F Pacific Grove, CA 93950
Just What I Kneaded カリフォルニア州ロスアンゼルス
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アメリカ西海岸で真っ先に思い浮かべる都市がロスアンゼルス。たくさんのヴィーガンセレブやハリウッドスターが住むロスアンゼルスには、たくさんのヴィーガンレストランがあります。その中から2件ご紹介します。
最初はヴィーガンベーカリーJust What I Kneaded(ジャストワットアイニーディッド)。この英語Kneadedは生地をこねると言う意味。そして必要の意味のNeedと同じ発音。
ただ生地をこねたと言う意味の他にもう一つ、これが必要だったと言う意味も隠されているお店の名前です。
このベーカリーには、女優のケイト・マーラや人気歌手リゾなどたくさんのセレブファンがいます。
ジャストワットアイニーディッドのペーストリーは、ヴィーガンしかもグルテンフリー原料だと難しいとされる、サクサク感を失わずに軽い食感でとても美味しいと評判。
動物性不使用にもかかわらず、素材にこだわり美味しくてユニークなスイーツを作るこだわりのカフェです。
シナモンバンやクッキーなどのスイーツも人気ですが、ヴィーガンベーグルで作られるサンドイッチもおすすめです。
Just What I Kneaded公式サイトはこちら
住所:2029 Blake Ave #104, Los Angeles, CA 90039
CROSSROADS カリフォルニア州ロスアンゼルス
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CROSSROADS(クロスロード)は、ロサンゼルスのヴィーガンレストランの中でも、最も評価が高いレストランの一つ。洗練さた空間と時間を演出してくれ、ヴィーガン料理の枠を超えた料理を楽しめるヴィーガンレストランです。
ヴィーガン料理コースだけではなく、本格的なバーも備え定番カクテルから魅力的で独創的なカクテルまで楽しむことができる高級レストラン。
クロスロードに来るゲストは、ヴィーガン料理だから訪れるのではなく、クロスロードが提供する快適な空間で、素晴らしい料理を楽しみ大満足できることを知っているために訪れるのです。
外せないメニューは、クロスロードのブランチメニューKachaphuri(ハチャプリ、チーズ入りパン)もしくはディナー単品メニューカルボナーラ。理由は上記の写真でわかる通り、卵の黄身。もちろん本当の卵の黄身ではありません。
しかし、その見た目、食感は本当の卵の黄身のようで、この料理を楽しむだけの理由で、クロスロードへ訪れてもいいのでは、と思わさせてくれる魔法のような料理です。
Crossroads公式サイトはこちら
住所:8284 Melrose Avenue Los Angeles, CA 90046
まとめ
アメリカ版食べログyelp、アメリカ大手グルメ料理雑誌、そして現地に住んでいる知り合いの声を元に、アメリカ西海岸のヴィーガンカフェ・レストランを紹介しました。
アメリカ西海岸は、健康志向の高いアメリカ人が多く住んでいる地域が多く、ヴィーガン食の認知度もかなり高いので、ほとんどのレストランではオプションとして取り扱っています。
そのため、外食の際にヴィーガン食がなくて困るということは、ほとんど無いと言っていいほどです。
ヴィーガンカフェやレストランが増えてきているアメリカ西海岸。アメリカ西海岸へ行く際は是非今回紹介したレストランもチェックしてみてください。
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