クルエルティーフリーって何のこと?ヴィーガン必見の世界的な潮流を徹底解説
ヴィーガンはちゃんと知っておきたい「クルエルティーフリー」について解説。もしかしたらあなたの使っているボタニカル化粧品はヴィーガンではないかも!?
動物実験における3つのR
動物実験を行わないという考えは、欧米を中心に少しずつ世界に広まってきています。
中でも有名なのが「3つのR」という対策です。
- 代替(Replacement)「できる限り動物を供する方法に代わり得るものを利用すること」
- 削減(Reduction)「できるが限りその利用に供される動物の数を少なくすること」
- 改善(Refinement)「できる限り動物に苦痛を与えないこと」
(引用元:実験動物教育研究センター)
不要な動物実験を無くし、動物の権利運動の促進のために掲げられたのが、この「3つのR」なのです。
クルエルティーフリーマーク
クルエルティーフリー認定された製品には、認定マークが付けられます。
クルエルティーフリーマークの多くは、動物実験に使われていたウサギがシンボルとされているものがほとんどです。
実験動物はウサギの他に、マウス、モルモット、ラットなどが挙げられます。
もし、お買い物中にウサギのマークを見つけたら、それはクルエルティーフリーの製品かもしれません。
現在、クルエルティーフリーに取り組んでいる企業は増えており、認定を受けている企業も1300以上あります。
そのため、クルエルティーフリーの商品を選ぶ際に、選択肢が狭まるのでは?という不安をお持ちの方は、ご安心ください。
思っている以上に、クルエルティーフリーマークの商品は出回っています。
海外でのクルエルティーフリーへの取り組み
クルエルティーフリーは、主に欧米で広がっている取り組みです。
特にヨーロッパは国内での動物実験を禁止しており、クルエルティーフリーへの認識や基準が厳しいため、製品への信頼性は抜群と言われています。
他にもアメリカやカナダ、イギリスでも動物実験の禁止が進んでいます。
日本でのクルエルティーフリーへの取り組み
日本ではクルエルティーフリーへの認知はまだ浅く、認定の基準や表記に関しての制度が確立していないと言われています。
日本で情報を集めようと思うと、海外のサイトを参考にしなくてはならなかったり、クルエルティーフリーの製品を探すのに苦労したりというのが現状です。
しかし、日本でもクルエルティーフリーの商品を扱う企業が増えてきていることもあり、認知は少しずつ広まってきています。
ただし欧米と比較した上で日本に視点を当ててみると、まだまだ認知が広がっていないのが現状です。
しかし同時に、今後のクルエルティーフリーへの認知の浸透と、クルエルティーフリーの商品開発や販売に取り組む企業が増えることに期待と注目が集まっているのも事実です。
まとめ
クルエルティーフリーとは、製品の開発から販売までの間に、一切の動物実験を行わないことを指します。
ヴィーガンとは切っても切れない関係のクルエルティーフリー。今後、日本でも広まっていくといいですよね。