サステナビリティがテーマの新しい飛行機「ANA Green Jet」が登場
青がイメージの全日空に、緑を基調とした新しい飛行機ANA Green Jetが登場。持続可能な社会を実現するという想いが詰まっているANA Green Jetを紹介します。
鮫肌(リブレット)加工
ANAグリーンジェット機体表面には、温暖化ガス排出量と航空燃料消費量の削減のために、リブレット加工という、特殊な加工を施しています。
リブレット加工は、株式会社ニコンが独自に開発した、サメの肌にようにざらざらしたした特殊人工加工。
この特殊加工を施しことにより、飛行中の空気摩擦抵抗を低減することが可能なため、燃費の向上や温暖化ガス排出の削減などの効果が得られます。
環境配慮型 機内サービス
ANAは、2050年までに使用済みプラスチック廃棄率ゼロを目指しています。
その一環として、機内で提供するプラスチックカップを廃止し、環境に配慮した*FSC認証済みの紙コップを採用。
その他にも、紙コップの蓋やストローも紙製に変更し、機内食用のカトラリーも木製のものになり、脱プラスチックを目指して取り組んでいます。
他にもANAで提供する、機内食調理時に出た食品残渣を100%リサイクルし、堆肥にするように、循環型の仕組みを導入。
その堆肥で育てたケールを、国際線のエコノミークラスでミックスサラダとして提供しています。
*FSC認証:持続可能な森林管理のもとで作られた製品を認証する制度。
その他の温暖化ガス削減のための取り組み
上記にも示したように、ANAは、2030年までに航空燃料の10%以上、2050年までには、ほぼ100%廃食油や植物から成る、持続可能なバイオ燃料SAFに切り替えることを目標としています。
航空バイオ燃料SAFは、通常の燃料に混ぜて使うことができるので、機体や整備を新しく開発する必要がなく、持続可能な燃料として注目を浴びている新しい航空燃料です。
そして、温暖化ガス排出を排出してしまう、航空燃料の使用量を削減するために、一便一便ごとの、温暖化ガス排出量削減に効果のある最適な高度、速度、そして経路の選定を行い、燃費効率を意識した飛行計画を実地。
他にも、客室乗務員が、機内で使用するカートの軽量化を導入することにより、飛行機の軽量化を図る、そして、エンジンのメインテナンスを、頻繁に行うなどの工夫も行なっています。
まとめ
ANAは、2050年までに温暖化ガス排出量実質ゼロを目指し、様々な方法で温暖化ガス排出量の削減に取り組んでいます。
国内で生産されたヴィーガンレザーの使用や、国内で開発された特殊加工を機体に施したりと、日本が誇ることができる、高品質の先進性の技術を持つ、事業パートナートとともに作られたのが、持続可能な飛行機ANAグリーンジェットです。
持続可能なフライトを実現するという想いから開発されたANAグリーンジェット、罪悪感を感じることなく、空の旅行を楽しめそうですね。
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