アンジェリーナ・ジョリーが蜂まみれに?彼女の人権問題への取り組みを解説
アンジェリーナ・ジョリーが取り組むミツバチに関する問題や、人権問題への取り組みについて解説していきます。
ナショナルジオグラフィックが撮影したこの写真には、どういった意図や目的があるのでしょうか。
アンジェリーナの取り組むミツバチに関する問題や、そのほか人権問題への活動について解説していきます。
ミツバチ保護を訴えるキャンペーン
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この強烈な写真は、ミツバチの保護を訴えるキャンペーンとして撮影されたものです。
ドキュメンタリーの制作で有名な「ナショナルジオグラフィック」が撮影したもので、減りゆくミツバチを守る意識を周知させる意図があります。
写真が公開された5月20日は、国連によって2017年に制定された「World Bee Day(世界ミツバチの日)」でした。
写真の中で、ミツバチが素肌のアンジェリーナ・ジョリーを覆っていることは、ミツバチと人間の共存を意味しているとのことです。
大変な撮影
撮影時にアンジェリーナ・ジョリーは、ミツバチを攻撃的にさせないために様々な苦労をした様子。
まず、撮影前の3日前まで、シャワーを浴びずシャンプーや香水などの人工的な香りを避けました。
ケミカルな香りが、ミツバチを刺激してしまう可能性があるためです。
本番も、数百匹のハチが飛び交い、顔や体にまとわりつくなか、まったくの無防備な状態で撮影しました。
その際にも、ミツバチに敵意を持たせないよう微動だにしなかったようです。
努力の結果、蜂に刺されることなく撮影を終えたとのこと。
ミツバチを保護する必要がある
人間の行動が原因で、世界中でミツバチが大量失踪する蜂群崩壊症候群が起こっています。
蜂群崩壊症候群の発生は、ヨーロッパ、アメリカ合衆国、日本、インド、ブラジルなど地域を問いません。
多いところでは、養蜂場の90%以上のハチがいなくなってるとのことです。
原因は諸説ありますが、農薬によって抵抗力の落ちた寄生キノコである可能性が高いとされています。
寄生キノコに乗っ取られた蜂が帰巣本能を失い、巣に戻ってこれなくなったという説です。
ただし、確固たる証拠や、どのような農薬が悪さしているかというのはまだ特定はできていません。
とはいえ、現代の社会が招いている結果である可能性は高く、しっかりと対処していかなければならない問題です。