【イギリス】ブライトンが「ヴィーガンの首都」として栄冠に輝く、その理由とは?
イギリスのビーチリゾート都市ブライトンが、今年、初めて「ヴィーガンの首都」に輝きました。ブライトンの魅力と、ヴィーガンの首都たる由縁を解説します。
ブライトンが「ヴィーガンの首都」に?その背景は?
オンラインのクッキングサイト「Chef’s Pencil(シェフズ・ペンシル)」では、今年、ヴィーガニズムにおける、最もポピュラーな都市として、ブライトンを第1位に掲げました。
国別で第1位を獲得したイギリスの都市のひとつであるブライトン。
なぜ、かつての常連都市を追い抜き、ブライトンが栄冠に輝いたのでしょうか?
その理由に迫ってみましょう。
ヴィーガンからの人気国第1位、イギリス
ヴィーガンの方ならば、ご存じのとおり、イギリスは、ヴィーガン発祥の地です。
こちらの記事では、2020年のデータで、イギリスが、ヴィーガン人気のトップ国として、挙げられています。
ヴィーガニズムの長い歴史を持つイギリス。
ブライトンは、イギリス国内各地からも、観光に訪れるエリアです。
ですから、自然と、ヴィーガンの文化が流入し、客のニーズに応えていくことで発展していくことは、容易に想像できます。
さらに、観光地での競争もあります。
お店の数も増え、よりおいしく、より楽しめる、ヴィーガンフードが考案されていったでしょう。
イギリスの、ヴィーガン先進国である理由は、こちらの記事が参考になります。
ブライトンに隣接するウェスト・サセックス州の動き
ウェスト・サセックス州にある町、ヘイワーズヒースは、2022年7月21日、大きな一歩を踏み出しました。
PLANT BASED treaty(プラントベースドトリーティ:植物ベースの条約)に賛同し、署名したのです。
植物ベースの条約とは、畜産農業による、環境破壊や、生態系の劣化を止めるために考案されました。
より、持続可能な植物ベースの食事を進めていくことを目的としています。
この条約に賛同し、サインした自治体のなかに、ヘイワーズヒースが加わりました。
自治体でこのような動きがみられるということは、住民のニーズも高い、と考えられます。
ヘイワーズヒースにほど近い、ブライトンの住民も、同じような考えを持つ人がいてもおかしくありません。
また、自治体単位での動きは、少なからず、ブライトンの自治体にも、影響があるでしょう。