クロックスがヴィーガン仕様に!?クロックス社が発表した2030年に向けた目標とは?
この記事ではCrocs(クロックス)社が積極的に進めている各種サステナブルな取り組みについてご紹介していきます。
目次
今、注目されているマッシュルームレザーとは?
プラントベースレザーが注目される中で、キノコを素材として作られるヴィーガンレザーが、アパレル業界で話題沸騰となっています。
マッシュルームレザーのBolt Threads(ボルト・スレッド)社
2020年にバイオ技術のスタートアップであるBolt Threads(ボルト・スレッド)社が、多くのブランドとパートナーシップを結んだことでも話題になりました。
同社がマッシュルームレザーを売り込んだのはAdidas(アディダス)やLululemon(ルルレモン)などの巨大アパレルブランド。
そして、Gucchi(グッチ)やSaint Laurent(サン・ローラン)、Bottega Veneta(ボッテガ・べネタ)などの超ハイブランドまでもマッシュルームレザーに注目して契約を結んでいます。
なぜキノコ由来のレザーが注目されているのか
知らない人はいないというくらいのハイブランド・巨大企業がこぞって契約に乗り出したマッシュルームレザーは、成長スピードの速いキノコの根っこの部分を活用して作られる新素材です。
今までの動物由来のレザーと比較すると、動物の命が守られるだけでなく、カーボンフットプリントも抑えられるとあって、注目されています。
従来の水や土地を使って動物を育てる方法と比べると、研究室にて作れるレザーは生産時の二酸化炭素排出量・水や土地の使用量ともにぐっと抑えられます。
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2021年4月にはアディダス社が人気スニーカーのマッシュルームレザー版を発表し、セレブがこぞって話題にするなど、注目が集まりました。
「靴=革製」という固定観念を取り払い、多くの靴ブランドはプラントベースレザーへの切り替えを検討し始めています。
これからどのような商品が生まれるのか、楽しみですね。
まとめ:クロックス社のヴィーガン化は大きな取り組みの中の一歩
2021年末までにクロックス社の全コレクションをヴィーガン化するという大きなニュースが入ってきました。
大きな宣言に見えますが、何年も前からサステナブルな取り組みを進めているクロックス社にとって、これは一つの一歩でしかありません。
最終的なゴールは「2030年にカーボンフットプリントをゼロにする」という、とても大きなものです。
よりエコフレンドリーな企業を目指して、今できることを着実に進めているクロックス社。
着々と開発が進むプラントベース素材も導入も検討していて、新コレクションの発表がファッションという側面だけでなく、サステナブルという面でも楽しみです。