海を破壊する?環境に優しい日焼け止めを選ぶべき理由を解説
近年、日焼け止めに含まれる一部の化学物質による海洋汚染が問題視されています。地球環境を守るため、私たちができることとは?日焼け止めを選ぶ方法とは?
目次
特定成分の入った日焼け止めが禁止されている国
2021年現在、海の環境保全のため、以下の国々では「有害指定化学物質を使用した日焼け止め」の販売や使用などが禁止されています。
★パラオ
多くのサンゴ礁が生息している太平洋の島国「パラオ」では、2020年1月1日から、10種類の有害指定化学物質の入った日焼け止めなどを販売したり、持ち込むことを禁止しています。
観光客といえども例外はなく、海洋環境に有害な科学物質を含む日焼け止めを持ち込んだ場合は、入国時に没収されることが法律で定められているようです。
パラオで日焼け止めを使用する場合には、有害指定されている化学物質を含まない日焼け止めを持ち込むか、もしくは現地で販売されている日焼け止めを購入するようにしましょう。
★ハワイ
2021年1月1日から、紫外線吸収成分の「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」を含む日焼け止めの販売を中止しています。
まだ、使用することは禁止されていないようですが、サンゴなどを海洋環境汚染から守るためにも、ハワイへ行かれる際は「ノンケミカル」タイプの日焼け止めを持って行かれることをおすすめします。
★キーウエスト(フロリダ州)
サンゴ礁の島々から成り、ダイビングなどのマリンスポーツで有名なリゾート地「キーウエスト」でも、ハワイ同様に2021年1月1日より紫外線吸収剤入りの日焼け止めの販売が禁止されています。
地球環境や素肌にやさしい日焼け止め
みなさんが今、お使いになられている日焼け止めは「ケミカル」ですか、それとも「ノンケミカル」ですか?
サンゴ礁や海の生態系を守るためにも、日焼け止めは、紫外線防止剤の入っていない「ノンケミカル」タイプのご使用をおすすめします。
ここでは、動物や自然環境を大切にされているヴィーガンの方にもおすすめできるタイプの日焼け止めを2つご紹介させていただきます。
★efferal ナチュラルUVケアクリーム 30g ¥3,520
植物由来の天然成分が、紫外線からお肌を守り、1日中保湿肌をキープしてくれます。
さらに「天然由来成分が97%も配合されているのに、 SPF43 PA+++」屋外レジャーでも安心のSPF数値です。
もちろん「ノンケミカル処方」なので、お肌に優しいだけではなく、環境も守ることができます。
★LA VIE STELLA ボタニカルヴィーガンUVケアクリーム 3,740円
植物療法士監修のヴィーガン&オーガニックスキンケアブランド「LA VIE STELLA」の日焼け止めクリームです。
動物性由来の成分は一切使われていないため、ヴィーガンの方にも安心してお使いいただけます。
SPF15 PA+相当なので、ちょっとした外出時など日常使いにもぴったりです。
ケースには、リサイクル率93.6%といわれるアルミを使用しているのも、環境にも優しくエシカルな日焼け止めといえるでしょう。
ノンケミカルタイプの日焼け止めを何種類か用意しておき、レジャーやスポーツなど、その目的によって使い分けるのもオススメです。
まとめ
紫外線による肌へのダメージを抑えてくれる日焼け止めには、紫外線吸収剤の含まれている「ケミカル」タイプと、紫外線吸収剤の含まれていない「ノンケミカル」タイプのものがあります。
紫外線吸収剤は紫外線のブロック効果が高く、汗や水にも強い反面、紫外線を吸収する際に肌に刺激を感じる人もいるようです。
さらに、紫外線吸収剤に含まれている「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」は、サンゴや海洋生態系へダメージを与えてしまいますし、海洋汚染にもつながります。
日焼け止めを購入する際には「ケミカル」ではなく、環境にも肌にもやさしい「ノンケミカル」タイプの日焼け止めを選ぶとよいでしょう。