エシカルコンシューマーとは?日常で実践したいこと7選
エシカルコンシューマーとは何なのか、どのようなことから始めていけば良いのかを徹底解説。日常で実践したい行動を7つ厳選してご紹介します。
4. 長く使えるものを購入する
今、世の中には手軽に買える、安価な商品があふれています。
しかし、そのような商品のほとんどは、破損しやすいなど、使えなくなるのが早い傾向にあります。
使えなくなってしまいゴミとして廃棄する。そのような「物をたくさん購入し、たくさん捨てる行為」は、自然環境に大きな負担をかけることになるのです。
商品を選ぶ際に、その商品が長く使えるものなのか、ということに注目して購入することは、エシカルコンシューマーとしての心がけとして、大切なことです。
長く使える商品選びのポイントは、その商品が頑丈に作られていて壊れにくいかどうかに加え、素材やデザインが流行に左右されないものかどうか、ということも挙げられます。
そのような商品は、価格は決して低くはないかもしれませんが、長く使うことができるので、結果的に、節約にもつながります。
5. 人権問題に配慮している商品を選ぶ
前の項目でも述べましたが、世の中には安価な商品があふれています。
品質は良いのに、安価な商品が大量に生産されている影には、不当な労働が隠れている場合があるのです。
アフリカやアジアなどの発展途上国では、数多くの子供たちが半ば奴隷労働のような環境で働かされています。
そのような労働環境で生産された商品が、私たちの周りで安価に売られている、という現実が、残念ながら起きているのです。
商品を選ぶ際には、そのような人権の問題に配慮して生産された商品を選ぶようにしましょう。
人権問題に配慮して生産された商品を選ぶ基準として上げられるのが、その商品が「フェアトレード」かどうか、ということが挙げられます。
日本に多いフェアトレードは実は3種類ほどあり、それぞれ少しずつ差はあるのですが、
- 労働者に適正な賃金が支払われているか
- 労働環境の改善
- 地域の社会・福祉への貢献
などがチェック項目として含まれています。
フェアトレードの基準が通った商品には、「フェアトレード」のラベルや記載が許されています。
6. 地産地消を心がける
自分の地元から遠く離れた場所で生産された商品は、配送される過程で多くのCO2が排出されています。
地元で生産された商品を選ぶことで、余計なCO2の排出を防ぐことができます。
また、地元の商品を選ぶということは、地元の雇用を産むことにもつながるため、地域への貢献にもつながります。
このような、地域にやさしい消費をすることも、エシカルコンシューマーとしての重要な観点です。
7. 過剰包装を避ける
現在、レジ袋の有料化が実施され、エコバッグを持ち歩く人は増えてきました。
スーパーなどでの買い物だけではなく、インターネットの買い物でも、簡易包装を選択すると、余計なゴミの増加を少しでも防ぐことができます。
また、陳列時点で過剰包装と思われる商品もありますが、そのような商品には「NO!」と言うような流れも生まれてきています。
菓子メーカーの過剰包装に、高校生が署名を集めて訴えた、というようなニュースもありました。
(出典:「亀田製菓さんへのお願い」で炎上 それでも女子高生が訴えたかったこと:東京新聞 TOKYO Web)
絶対に過剰包装はだめ!というように、過激に強いる行動は良くありませんが、まずは自分の意識や行動から、変えていくのはいかがでしょうか。
まとめ
世界的な潮流として、エシカルなアクションを行っている企業も多く存在します。
ただ、まだまだ浸透しきっていない現実もあります。
しかし、私たち消費者が一人ひとり、エシカルコンシューマーとして購買活動を変えていけば、やがて世界を動かすことができるのかもしれません。
急に全てを変えることはできませんが、できることから、少しずつ、始めていきたいですね!