輸送手段もサステナブルへ、EVトラックを導入するヴィーガン企業

輸送手段もサステナブルへ、EVトラックを導入するヴィーガン企業

ヴィーガン企業は、より持続可能な食を目指しており、輸送手段においてもEVトラックを取り入れることで、CO2排出削減に貢献しています。

ハッピーキヌア編集部
2022年09月28日
輸送手段もサステナブルへ、EVトラックを導入するヴィーガン企業

世界のEVトラックの普及は進んでいない

EVは海外ではどの程度普及しているのでしょうか。まずは、世界のEVトラックの新規登録台数を見てみましょう。

 

■地域別のEVトラックの新規登録台数20152020

 

2020年の新規登録数は7,400台で、中国は最も多い6,700 台です。続いてヨーロッパの450台、アメリカの240台となっています。

 

もともとEV全体のシェアは中国とヨーロッパの2大市場といわれており、トラックにおいても1位と2位を獲得しているのが現状です。

 

それでは、EUを例にEV車のシェアの割合を見てみましょう。

 

EUにおける代替エンジンのシェア

凡例:緑=乗用車、黄=バン、茶=トラック、赤=バス
上から「EV」「ハイブリッド」「代替燃料」
Share of alternatively-powered vehicles in the EU fleet, per segment – ACEA – European Automobile Manufacturers – Association

 

ガソリンなどに代わる代替エンジンのシェアの中でも、EVトラックは0.2%と、バイオ燃料などの代替燃料の3.7%よりも低くなっています。また、EU内のトラックの 96.3% はディーゼル車で、ガソリン燃料車は1%未満であることからも、EVトラックの導入は進んでいないようです。

 

それに対して日本はどのような状況なのでしょうか。次に見ていきましょう。

 

Share of alternatively-powered vehicles in the EU fleet, per segment – ACEA – European Automobile Manufacturers – Association

 

日本の現状

三菱ふそうのEV小型トラック

eCanter | Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corporation

 

日本では、もともとEV車の普及はヨーロッパに比べて遅く、2019年のEV自動車の販売数は2.1万台で、全体の0.49%です。※

 

さらに、EVトラックに絞ってみてみると、2021年の保有台数は1,688台となっています。

 

新規登録者数を見るために、2020年の数字から2019年を引いて出してみると14台になり、前述のヨーロッパの450台、アメリカの240台とは大きく引き離されていることが分かります。

 

また、日本のEVトラックメーカーには、三菱ふそうやHW ELECTROなどがありますが、国内のラインアップはまだ少なく、導入する場合は海外に頼らざるを得ません。また、運用コストが高いなど、さまざまな要因により普及が進んでいないのが現状です。

 

このような状況の中で、ビヨンド・ミートとオートリ―がEVトラックを導入したことは、注目すべき取り組みと言えるでしょう。

 

※一般社団法人次世代自動車振興センター「日本政府の長期ゴール・次世代自動車普及状況

 

加速するヴィーガン企業のサステナブルな取り組み

ビヨンド・ミートとオートリ―のEVトラック導入の取り組みを見てきました。両社は、植物性の食品メーカーとして持続可能な食の提供を信念に掲げています。そして、輸送トラックのEV化を推し進めて、よりサステナブルな企業へと発展しています。

 

ヴィーガン企業が、あらゆる面でサステナブルであろうとする取り組みは、今後も熱を帯びてくることが予想されます。

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