フェアトレードに取り組んでいる企業
最後に、具体的にどのようにフェアトレードに取り組んでいるのか、企業を通じてご紹介していきます。
今回紹介するフェアトレードに取り組んでいる企業は以下の通りです。
- スターバックス
- プーマ(PUMA)
- ベン&ジェリーズ(アメリカのアイスクリームの会社)
スターバックス
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世界中で愛されるスターバックスコーヒーですが、その原材料であるコーヒー豆はフェアトレードによって購入されたものです。
コーヒー豆を適切な価格で購入し、生産者には十分な賃金が支払われています。
また、スターバックスは自社のコーヒー農園を保有しており、以下の点でフェアトレードに取り組みやすくしています。
- 市場の安定
- 労働環境
自社コーヒー農園を保有していることによって、コーヒー豆の値段が市場の影響を受けなくなり、安定した提供ができるようになりました。
報酬も一定なので、生産者の経済も安定するという利点もあります。
さらに、自社農園なので労働環境の改善も管理しやすくなります。
また、コーヒー豆製造業者への低金利融資や資金の融通など経済的なサポートがしやすいのも利点です。
プーマ(PUMA)
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世界的なスポーツメーカーである「プーマ(PUMA)」もフェアトレードに取り組んでいる企業です。
プーマはサッカーで有名なブランドですが、2008年より南アフリカを支援するサッカーボール「フェアトレードボール」を継続的に製造しています。
プーマの製造工場では、厳格な監視により人権の尊重や、児童労働の禁止、最低賃金の支払いなどを厳守してきました。
また、プーマが販売する衣類に使われる綿は、サステナブルな綿のみ認証される「ベター・コットン・イニシアチブ(BCI)」を100%使用しています。
ベン&ジェリーズ
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アメリカで創業したアイスクリームメーカー「ベン&ジェリーズ(BEN & JERRY’S)」も公正な貿易を目指しています。
自然派アイスクリームメーカーと呼ばれる「ベン&ジェリーズ」では、ほぼすべての素材がフェアトレード認証を受けたものです。
アイスクリームの原料となる砂糖、ココア、コーヒー、バニラにいたるまですべて適切な金額で購入しています。
ベンアンドジェリーズの理念は「共存共栄」であり、フェアトレードもその理念に一致した取り組みです。
まとめ
フェアトレードとは、開発途上国によって作られる製品や原料を、適切な価格で取引することにより運動のことです。
適切な価格での取引によって経済の活性を促し、労働環境の改善を目標としています。
フェアトレードによって製造された商品を選ぶためには、「フェアトレード認証」を受けているものを選びましょう。