【アメリカ】ついに政府が培養肉の安全性を承認、食糧改革の大きな一歩を踏み出す

【アメリカ】ついに政府が培養肉の安全性を承認、食糧改革の大きな一歩を踏み出す

FDAが培養肉の販売を承認し、アップサイド・フーズ社の生産する培養肉の安全性にお墨付きを与えました。大きな食糧生産の新しい動きに、世界中の期待が高まっています。

aimi
2022年12月07日
【アメリカ】ついに政府が培養肉の安全性を承認、食糧改革の大きな一歩を踏み出す
米国食品医薬品局(FDA)は、カリフォルニア州のUpside Foods(アップサイド・フーズ)社が、鶏から生きた細胞を採取し、それを同社の研究室で培養し、実際に動物を屠殺することなく食肉製品を製造することを正式に許可しました。

 

「動物細胞から作られた食肉を人間が食べても安全である」と政府が判断したことにより、アメリカに住む人々にとって、動物の命を奪うことなく食肉を食べることができるという道が開かれる大きな一歩となります。

 

FDAの承認、培養肉の食肉市場参入の加速に大きな期待

未来の食肉、植物性の代替肉を超えるさらにリアルな食肉体験を得られる食材として注目を集める「培養肉」。

世界中のスタートアップ企業などで最先端技術を駆使した開発が進められています。

 

しかし、培養肉の人体への影響や安全性についてはまだ情報が少なく、市場に出回る目処は立っていない状況が続いていました。

そのような状況を一変させる大きな出来事が、今回のFDAによる安全性の承認です。

FDAは、他の企業の研究室で培養された肉の販売についても承認をしていく用意があるとしており、複数の企業と承認に向けた話を進めていると公表しています。

また、培養肉だけではなく、海洋生物の細胞から育てる魚介類「培養魚」の承認も進めていく意向が示されています。

 

FDAのロバート・カリフ長官は、「今、世界は食糧革命の渦中にある。米国食品医薬品局は食糧供給におけるイノベーションを支援することを約束します。」と食糧改革への前向きな姿勢を強調しました。

 

シンガポールに次ぐアメリカでの承認

今まで、培養肉が合法的に消費者に販売されているのはシンガポールだけでした。

2020年12月2日に、ジャストエッグなどの主力商品で知られるイート・ジャスト社が、シンガポール当局より世界初となる培養肉の販売承認を受けています。

 

Good Food Instituteによると、世界には150社以上の培養肉企業があり、数十億ドルの投資によって支えられているといいます。

 

今回、アップサイド・フーズ社がアメリカ政府の承認を得たのをきっかけに、従来の畜産よりも効率的で環境に優しい、新しい食品市場への門を世界中に開くことが期待されています。

 

Upside Foods(アップサイド・フーズ)社の軌跡

Upside Foods CEO, Uma Valeti. From NPR

アップサイド・フーズは、サンフランシスコを拠点とするスタートアップ企業で、培養肉の開発を行なっています。

心臓専門医のウマ・ヴァレティ氏が共同設立で立ち上げました。

 

これまでとは異なる方法で食肉を生産することを夢にみていたヴァレティ氏。

 

彼は、15年以上前に心臓発作の患者を対象に研究室で人間の心臓の細胞を培養していたとき、現在「培養肉」と呼ばれているものの構想を思いつきました。

そのとき、心臓細胞の培養と同じように、科学的手法で肉を育てることができるのではないかと思ったと言います。

 

「動物から針生検で細胞を取り出し、タンクに入れ、脂肪、糖分、アミノ酸、ビタミンなど、増殖に必要な栄養分を与えれば、肉ができるにちがいない。」

 

そう確信したヴァレティ氏は、生物学者、生化学者、技術者と共に何年もかけて、このコンセプトを食用に適した製品に仕上げました。

 

カリフォルニア州エメリービルにあるアップサイド社の新しい生産施設は、販売開始の許可が下りれば、年間5万ポンド(2万2700キログラム)以上の養殖肉製品を生産することができるようになるといいます。

 

彼は、農場で家畜を育て、処理場で「殺す」のではなく、生産施設で動物の細胞を培養し、肉を「育てる」方法を見つけたいと考えいた彼は、ついに仲間たちと共に夢を実現したのです。

Upside Foods

 

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