【アメリカ】ついに政府が培養肉の安全性を承認、食糧改革の大きな一歩を踏み出す
FDAが培養肉の販売を承認し、アップサイド・フーズ社の生産する培養肉の安全性にお墨付きを与えました。大きな食糧生産の新しい動きに、世界中の期待が高まっています。
2023年内にもアメリカのスーパーで市販開始か
FDAの承認という最大の壁を乗り越えたものの、培養肉の販売への道のりは、まだ続きます。
FDAの承認を受けた後、アップサイド・フーズ社のそれぞれの製品は規制当局の認可を受けます。
また、アメリカ農務省の了解も得る必要があります。
市販に至るまでにはまだいくつかのステップが残されていますが、順調に認可が通れば、2023年内にも培養肉がアメリカのスーパーマーケットに並ぶ可能性があります。
培養肉への高まる期待
代替肉産業は、食肉生産が気候に与える影響や、工場型畜産における動物福祉の問題への関心が高まる中、環境に優しい代替品として脚光を浴びつつあります。
同時に、培養肉という人工的に作られた肉に消費者がどのような反応を示すかにも注目が集まります。
エジプトで2022年11月6日〜18日にかけて開催されたCop27(気候変動枠組条約締約国会議)では、食料のサステナビリティの向上が大きな焦点として議論されました。
世界の食糧生産は、人間活動によって排出される地球温暖化ガスの3分の1を占めています。
また、その大部分は食肉用の動物の飼育が原因です。
牧草地と農地は、地球上の居住可能な土地の約50%を占め、淡水供給の約70%を使用しているため、動物福祉の観点だけではなく、気候変動への影響や環境破壊が非常に懸念されています。
代替肉を代表する、インポッシブル・バーガーのような新世代の植物性代替肉は、ヴィーガンやベジタリアン、健康志向の人々から多く賞賛されてきました。
しかしその一方、従来の肉を好む人々の心を掴みんで食糧革命を起こすまでは今のところ至っていません。
危機的な環境問題、そして私たちの食卓に改革をもたらす「培養肉」は、世界中の期待を背負い、これからさらに発展してくでしょう。
まとめ
アメリカ政府による培養肉の承認、非常に大きなニュースとして様々なメディアに取り上げられています。
日本でも培養肉の承認、販売の議論がはじまるのも、そう遠い話ではないかもしれません。
まるでSFの世界のような未来の食にワクワクするニュースをお届けしました。
これからもハッピーキヌア では世界の最新情報をお届けしていきますので、ぜひチェックしてくださいね。
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