【映画産業】あの有名映画も…?動物が犠牲になった映画と動物福祉との関係性について徹底解説

【映画産業】あの有名映画も…?動物が犠牲になった映画と動物福祉との関係性について徹底解説

動物は映画には欠かせない存在。最近では実際の動物を使わずCGを使っていますが、ハリウッドでの動物虐待は以前から問題視されていたトピックです。映画と動物福祉との関係性について解説します。

ハッピーキヌア編集部
2022年10月07日
【映画産業】あの有名映画も…?動物が犠牲になった映画と動物福祉との関係性について徹底解説

Life of Pi(2012):ベンガルトラが溺死しそうになる

出典元:eiga.com

オスカー賞を受賞した映画Life of Pi(邦題:ライフ・オブ・パイ)は少年と虎との漂流した227日間の物語。

 

映画の共演者は絶滅危惧種でもあるベンガルトラであり、映画で使用された実在の動物は、撮影現場でひどい扱いを受けたと伝えられ、しかも、この虐待はアメリカ人道協会によって隠蔽されたと言われています。

 

ロケ現場でスタッフによると、映画で使用された実在のトラであるキングは、撮影中に溺れそうになりました。

この映画では、ほとんどのシーンがCGI(コンピューター・ジェネレイテッド・イメジェリー)技術を使用して作成されています。

しかしCGIでは不十分な場合に、キングという本物のベンガルトラが使用されました。

 

アメリカ人道協会のモニターであるジーナ・ジョンソンは、2011年4月7日に同僚に宛てたメールで、キングはうまく泳げず、溺れそうになったと同僚に打ち明けたうえ、誰にも言わないようにと口止めを要求しました。

さらに、彼女はライフ・オブ・パイの制作幹部と密接に関わっていることも発覚。

彼女は最終的に仕事から解雇されました。

 

ライフ・オブ・パイは、オスカーで4っつの部門で受賞し、CGI技術を世界に広め、動物虐待なしで作られた素晴らしい映画として認められるという、皮肉な結果となりました。

 

まとめ

 

私達が知らないだけで、たくさんの映画でたくさんの動物たちが、過酷な状況で映画製作に関わっています。

 

動物福祉を取り締まるはずのアメリカ人道協会の機能が、曖昧であることが一因であるのは事実です。

農場での虐待や、動物タレントになるためのトレーニングなど、撮影現場では虐待が行われていなくとも、撮影現場以外で動物福祉に反する行為が行われていることを、私たちは知るべきでしょう。

 

演技する動物たちは私たちを楽しませてくれるのは事実です。

しかしそこにたどり着くまでに、動物たちは私たち人間を楽しませるために、調教と言われる名の、たくさんの過酷な虐待が、行われてきているのを忘れてはなりません。

 

参考記事

Steven Spielberg Criticized For Using Real Monkey In New Movie ‘The Fabelmans

9 Film Productions Accused Of Animal Abuse

10 popular movies that faced claims of animal abuse

 

合わせて読みたい

【ニュージーランド】生きた動物の輸出を禁止する計画を正式発表

人気のヴィーガンレザーMatt and Natが最安最速のお届けで買える公式ページはこちら

初回最大15%オフになるiHerbリンクはこちら

Amazonで買えるおすすめヴィーガン商品はこちら

楽天で買えるおすすめヴィーガン商品はこちら

おすすめヴィーガンレザー商品はこちら ソイミート7種の実食レビュー記事はこちら

LINE

Facebook