【インド】お寺に備えられた花をヴィーガンレザーにアップサイクル!「Fleather」が廃棄花と女性の自立に変革を起こす
インドで、神にお供えする花をヴィーガンレザーにアップサイクル。それが女性の自立にも繋がるといいます。いったいどのようなヴィーガンレザーなのでしょうか。
歴史も長く、宗教的思想が文化を作っている、奥深いところが、多くの方を魅了しています。
現在は、映画や音楽などのカルチャーも、話題になっていますね。
そのインドで、新しいヴィーガンレザーが生まれたことを、ご存じですか?
今回は、インドの文化が生んだ、Fleather(フレザー)と、その背景について、解説します。
目次
インドの供花は、とても色鮮やか
「インドの花」というと、どんな花を想像しますか?
たとえば、蓮の花は、わりと多くの方が思い浮かべるかもしれませんね。
きれいで、凛とした蓮の花は、宗教文化的にも、イメージがつきやすいですね。
ほかにも、インドにはとてもたくさんの花が、文化として扱われています。
それらは、まばゆいほどに、色鮮やかです。
ヒンドゥー教の供花は、花輪になっているものがほとんど
寺院の前では、必ずと言っていいほど、花屋があります。
そこで売られているのは、私たちが思い浮かべる花屋とは、少し違います。
ほとんどが、首飾りのように、輪になった花を売っています。
ヒンドゥー教の寺院では、神の像に、たくさんの花輪を、首飾りのように飾っています。
これは、毎日取り換えるのだそうです。
信仰する人々は、この花と、ミターイーというお菓子を、お供えします。
花輪にするためには、それはそれは、大量の花が必要になります。
参考記事:たびこふれ
マリーゴールドやバラ、ジャスミンなどの鮮やかな花を供える
インドには、およそ80%の方が、ヒンドゥー教を、信仰しています。
そして、次に多いのが、約14%を占める、イスラム教徒です。
その、イスラム教の霊廟に参拝するときには、バラの花を、供花として持っていく方が、多いようです。
ヒンドゥー教では、マリーゴールドが、よく見られます。
バラとマリーゴールドのほかにも、ジャスミンやランなど、さまざまな花が見られます。
どんな花を供花に用いるかは、地域によっても、異なるようです。
しかし、どの花も、色鮮やかで、華やかなものが、選ばれているようです。
参考記事:JETRO
生活に密着した、インドの花文化
花は、インドの人々にとって、神にお供えするだけのものではありません。
写真のように、結婚式にも、花の首飾りを身に着け、フラワーシャワーで祝福します。
文化として、花は、生活に根付き、欠かせないものとなっています。
参考記事:たびこふれ