【韓国】韓国で話題の「MZ世代」とは?価値消費世代とヴィーガニズムの関係性を解説

【韓国】韓国で話題の「MZ世代」とは?価値消費世代とヴィーガニズムの関係性を解説

韓国の競争社会で生きるMZ世代の人々は、環境や社会にやさしいエシカル商品への消費意欲が高く、ヴィーガニズムにも高い関心を持っています。価値消費世代とよばれるⅯZ世代の消費傾向とは?その詳細を解説いたします。

ハッピーキヌア編集部
2023年04月01日
【韓国】韓国で話題の「MZ世代」とは?価値消費世代とヴィーガニズムの関係性を解説
今、韓国のMZ世代の人々の間で、ヴィーガンがトレンドになっています。

 

自分の信念や価値観を重視し、SNSでの発信を続けるMZ世代の人々の消費行動と、ヴィーガニズムの関係性とは、一体どのようなものなのでしょうか。

 

本記事では、その詳細についてわかりやすく解説します。

 

MZ世代とは

1980年から1995年に生まれたⅯ(ミレニアル)世代と、1996年から2015年までに生まれたZ(ゼット)世代の2世代を合わせて「MZ世代」とよびます。

 

まずは、ミレニアル世代とZ世代、それぞれの特徴について、ご説明させていただきます。

 

ミレニアル世代の特徴

1980年から1995年に生まれた人々を、ミレニアル世代とよびます。

 

この世代は、インターネットの普及が進んだ時代に育ったため、SNSや情報検索などを使いこなし、デジタル環境に慣れているのが特徴です。

 

ミレニアル世代は、社会進出後にリーマンショックなどの大きな経済の変動や、就職難の時代なども経験しています。

 

Z世代の特徴

1996年から2015年に生まれた人々をZ世代とよびます。

 

デジタル化された社会で生まれ育っており、スマホを使いこなし、YouTubeやInstagramなどのサービスにもなじみがあるのが特徴です。

 

また、SNSでの自己承認欲求が強く、自意識が高い世代とされており、マイペースにまったり過ごすことを好む傾向にあります。

 

MZ世代にみられる消費傾向

人間は、物心ついた時から成長過程で受けた影響により、消費傾向や価値観が決まるといわれています。

 

大きな経済変動や、新型コロナウィルスにより、さまざまな影響を受けたMZ世代の人々には、自分の信念や価値観に見合ったものに消費するという傾向がみられます。

 

ひと昔前までは、高額で高品質なブランド物こそが、価値あるものとされていました。

 

しかし、今の韓国のMZ世代の若者たちは、ブランド物かどうかには、左右されにくいようです。

 

物を購入する際には、自分の信念に従って、品質にも満足できるものを買い求めるMZ世代の人々が増えています。

 

ミーニングアウトとは?

韓国のMZ世代は「ミーニングアウト」を重視した消費行動をしています。

 

ミーニングアウトとは「Meaning(意味)」と「Coming Out(カミングアウト)」を合わせた造語で、自分自身の価値観や社会的信念などを、消費によって積極的に表現することです。

 

具体例として、動物を利用しないエシカルファッションを身に着けたり、完全菜食主義のヴィーガンの食生活を実践したり、環境保護のため、アップサイクルされた商品を身に着けることなどが挙げられます。

さらに、その内容をInstagramやTwitterなど、SNS上で発信し、広めていくMZ世代の人々も多いようです。

 

多様性社会を受け入れる

MZ世代以前の世代の韓国社会では、結婚し、出産することが当たり前という風潮が強かったようです。

しかし、MZ世代の人々には、個人の価値観を大切にし、多様性を認め合う傾向があり、独身主義や、パートナーとの同棲、結婚しても子どもを持たないDINKs(ディンクス)なども多く存在します。

 

結婚や出産をするかしないかなど、最終的にはそれぞれ個人が決めることです。

MZ世代の人々が中心となり、人それぞれの生き方を認め合うことで、韓国にも近い将来、多様な生き方が当たり前となる日がやってくるのではないでしょうか。

 

韓国のファッション業界にヴィーガンブーム到来

動物や環境にやさしい消費トレンドとしてヴィーガニズムが浸透しつつある韓国のファッション業界でも、エシカルなヴィーガン素材に注目が集まっています。

 

自然環境に配慮して、ペットボトルや廃材などの資源をリサイクルして活用したり、ファッションのために動物を犠牲にしない服作りを、積極的に行うアパレルメーカーも増えているようです。

 

韓国のMZ世代が主なユーザーである、ソーシャルコマース「ウィメプ(Wemakeprice)」では、ウールや動物の毛皮などを使用しないでつくられた「ヴィーガンファッション」の販売額が、昨年度同期比で3桁以上増加しました。

 

さらに、動物の毛皮に似せてつくられた、フェイクファーの販売量は、前年度と比べて754%も急増するなど、MZ世代の人々のエシカルファッションへの関心度の高さがうかがえます。

 

エシカルなヴィーガンコスメが大人気

動物由来の成分を一切含まず、商品の開発や、製造段階においても動物実験をせずにつくられた化粧品のことを「ヴィーガンコスメ」といいます。

 

ヴィーガンコスメには、中身だけではなく、容器にもリサイクル可能なものや廃プラスチックなどが取り入れられているなど、エコフレンドリーな商品が多いのも特徴です。

 

ヴィーガンコスメが普及している韓国では、近隣のスーパーやドラッグストアなどでも簡単に手に入れることができます。

 

自分の信念にエシカルな精神を持ち、価値消費を追求しているMZ世代の人々にとって、エシカルなヴィーガンコスメはとても人気があるようです。

 

MZ世代によって拡大が予想されるヴィーガン市場

デジタルネイティブで、環境意識の高い、韓国のMZ世代の人々は、地球環境の保護や、サーキュラーエコノミー、企業倫理などにとても敏感です。

 

カーボンニュートラルや社会問題の解決に取り組む企業の製品であれば、積極的に購入するのですが、社会に悪影響を与える企業のものは買わないことも多いようです。

 

あと10年もすれば、MZ世代が、消費の主力になります。

 

MZ世代の人々のニーズに合ったヴィーガン市場は、今後ますます拡大していくことでしょう。

 

まとめ

新世紀が到来した2000年前後に社会に出たミレニアル世代と、デジタルネイティブともよばれるZ世代を合わせた、MZ世代。

 

韓国の競争社会で生きるMZ世代の人々は、価格やブランドよりも、社会的価値のあるものや、自分の価値観に見合うものに消費する傾向があるとされています。

 

さらに、エシカル意識も高く、動物や自然環境の保護、ヴィーガニズムや健康などにも高い関心を持っているMZ世代の人々。

 

10年後には、消費の主役を担うであろう、MZ世代の人々の今後の活躍が楽しみです。

 

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