ドイツ人の42%がもう肉を食べない!?ドイツのヴィーガン事情

ドイツ人の42%がもう肉を食べない!?ドイツのヴィーガン事情

ドイツでお肉を食べない人が増えている意外な事実!その理由を徹底解説。ドイツのヴィーガン食品やスーパー、クリスマスマーケットなどについてもご紹介します。

ハッピーキヌア編集部
2020年11月25日
ドイツ人の42%がもう肉を食べない!?ドイツのヴィーガン事情
ドイツ料理と言えば、ソーセージやポークなど、肉食のイメージをお持ちの方も多いと思います。

しかし、英国のニュースサイト「The Guardian」の記事によると、欧州の研究チームが行った質問調査において、ドイツ人調査対象者の42%が、何らかの形で肉の消費を意図的に減らしている事が明らかになりました。

そこで今回は、意外にもお肉を食べない人が増えているドイツに関して、その理由、そして、ヴィーガン商品やヴィーガンマーケットなどもご紹介します。

 

ドイツ人の42%がもう肉を食べない!?その理由は?

冒頭でもお伝えした通り、ドイツ=「肉食文化の国」のイメージは強いと思われますが、そのドイツで何故お肉を食べない人やヴィーガンが増えているのか、その理由をみてみましょう。

 

ヴィーガンの増加に関しては、以下のような記事がありますので、ご紹介します。

「ドイツのヴィーガンスーパーマーケット「Veganz」が約2,600人の参加者を調査した結果、ドイツのヴィーガンの数は、わずか4年で2倍になりました。

調査結果によると、現在の人口8,310万人(2020年6月現在)を推定すると、260万人(人口の約3.2%)がヴィーガンであり、約360万人(4.4%)が菜食主義者です。

 

これは、2016年のSkopos調査を比較すると、わずか4年でヴィーガンの数が130万人(2016年)から260万人に倍増したことを意味します。」

(出典:plantbasednews「Number Of Vegans In Germany Doubles In 4 Years, Says Study」

 

このように、ドイツで確実にヴィーガンが増えていることも分かりますね。

 

ドイツでヴィーガン、または、お肉を食べない人が増えている主な理由として、以下が考えられます。

  • 動物福祉と環境問題への懸念からの論理的・道徳的配慮。
  • 動物性食品を摂らないことは、肥満などの生活習慣病の予防につながるなど、健康のため。
  • 肉などの代替品の品質が向上し、安く美味しい商品が増えている。
  • オーガニック先進国でもあり、既に食に対する意識の高さがある。
  • 宗教上肉類を禁止されている移民が増加しており、お互いの宗教や思想・信条の違いを認め合うことの必要性。
  • フレキシタリアン(準菜食主義者)として、「動物性食品の摂取を減らすこと」が一般常識として浸透している。

 

実際、フレキシタリアン(準菜食主義者)のアプローチは、環境保護論者の間でかなりの支持を得ています。

英国気候市民会議による最近の報告では、肉と乳製品の消費を完全に排除するのではなく、20~40%削減するために食事を変えることが提唱されています。

(出典:The Guardian「The wurst is over: why Germany now loves to go vegetarian 」

 

「フレキシタリアン」とは、柔軟を意味する「フレキシブル」(flexible)と「ベジタリアン」(vegetarian)を組み合わせた造語です。

また、「準菜食主義者」・「セミ・ベジタリアン」と呼ばれることもあります。

ヴィーガンとは、肉や魚、乳製品や卵などの動物性の食材を一切口にしない食生活のことです。

しかし、この「フレキシタリアン」は、野菜や穀物など植物性由来の食材を摂取することをベースとし、時々は動物性由来の食事もするという柔軟な食生活のこと指します。

 

詳しくは、「フレキシタリアン」に関する記事も参考にしてください。

【ヴィーガン】ローラが実践する肉と菜食を組み合わせた食生活とは【フレキシタリアン】

 

以上のように、ヴィーガン・お肉を食べない人が増えている理由をいくつか挙げましたが、ドイツは元々肉食文化の国であり、お肉なしの食事を摂るのは難しい気もします。

しかし、近年のお肉を食べない人々の増加に伴い、ドイツではヴィーガン・ベジタリアン食品が大変多く販売されているようです。

余談ですが、ドイツの一般的なレストランやカフェに入っても、ヴィーガン・ベジタリアンのメニューが用意されているお店も多いようです。

 

それでは、どのような商品が販売されているのか、ドイツでのヴィーガン・ベジタリアン食品について、次にご紹介します。

 

ドイツのヴィーガン食品7選!

まず、ドイツのヴィーガン製品などの情報を、以下にご紹介します。

 

「ドイツの食文化はますますヴィーガンになりつつあります。

2017年~2018年にかけて、世界の新しいヴィーガン食品と飲料製品発売の15%がドイツで生まれました。

連邦食糧農業省の調査によると、人口の約35%が菜食主義者または完全菜食主義者の製品の入手可能性を「非常に重要」であると考えており、ドイツ人の63%が肉の消費量を削減しようとしています。」

(出典:USDA「Germany: Germany is Leading a Vegalution – Vegan Revolution – in Europe」

 

このように、ヴィーガン食品と飲料製品発売にも積極的なドイツのヴィーガン商品をご紹介します。

 

1. Sonnenblumen Hack ヒマワリの種ひき肉(アルゴイ)

ヴィーガンの食事において、「肉の代替品」といえば、大豆製品が主流ですが、だが、こちらの商品は100%ヒマワリの種で出来ています。

食欲を助長する香ばしさ、また、水に濡らすだけで簡単に使える手軽さが特徴です。

 

公式サイト:SunflowerFamily GmbH

 

2. KOFU  ひよこ豆の豆腐(ベルリン)

使用されている素材は、ひよこ豆・水・塩・スパイスのみ、素材を重視し、安心して頂けるお豆腐です。

シンプルだからこそ、色々なお料理に活かすことが出来、ヴィーガンの常備食品として人気もあるようです。

 

公式サイト:Zeevi Kichererbsen GmbH

 

3. Happy Cheeze カシューナッツのチーズ(クックスハーフェン)

 

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欧州で初めて生産された、カシューナッツを使用したヴィーガン用チーズです。また、ヴィーガン用乳製品の加工もしています。

材料となるカシューナッツはオーガニックであり、防腐剤や化学添加物も不使用の商品です。

 

公式サイト:Happy Cheeze GmbH

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