ローラさんが実践する時々ヴィーガン、菜食を柔軟に取り入れる「フレキシタリアン」とは
ローラさんも実践され、ドイツでは人口の50%を越えるとされる「フレキシタリアン」とは?本記事では、フレキシタリアンの食生活をする主な理由、長所と短所などを中心に徹底解説。様々なベジタリアンについてもご紹介します。
最近ではモデルのローラさんが、ヴィーガン料理などをインスタグラムにアップし、一時は「ローラ、ヴィーガンになった」と噂になっていました。
しかし別の投稿で、肉を使用した料理をアップしたことから、「ヴィーガンと嘘をついていた」と批判を浴びていました。その後本人から、「ヴィーガンになってない」との発言があり、さらに話題になりました。
そんなローラさんの実践している、お肉や魚と菜食を組み合わせた食生活が「フレキシタリアン」になります。
この記事では、ハードルが低く、誰でも簡単に始められる食生活の「フレキシタリアン」についてご紹介していきます。
フレキシタリアンとは?
「フレキシタリアン」(flexitarian)とは、柔軟を意味する「フレキシブル」(flexible)と「ベジタリアン」(vegetarian)を組み合わせた言葉です。「セミ・ベジタリアン」(semi vegetarian)や「準菜食主義者」と呼ばれることもあります。
ヴィーガンは、肉や魚、乳製品や卵などの動物性の食材を一切口にしない食生活のことです。しかしフレキシタリアンは、基本的には野菜や穀物など植物性由来の食材を摂取し、時々は動物性由来の食事をする、という柔軟な食生活のことをいいます。
完全にヴィーガンになると、外食などの制限が多すぎるため、この柔軟なフレキシタリアンになる方が急増しています。
なんとドイツを中心とする西欧の国々では、フレキシタリアンが国民の50%を占める国もあるようです(ドイツ)。
まさしくこのフレキシタリアンが、ローラさんの食生活になり、今後もフレキシタリアンの方は多くなると予想されています。
様々なベジタリアンの種類
ベジタリアン、ヴィーガンには様々な種類があります。
・ヴィーガン 肉、魚、乳製品、卵、蜂蜜すべての動物性食品を摂取しない食生活
・ラクトベジタリアン 乳製品のみ摂取するベジタリアン
・オボベジタリアン 卵のみ摂取するベジタリアン
・ラクトオボベジタリアン 乳製品と卵を摂取するベジタリアン
・オリエンタルベジ ヴィーガン食から五葷(ネギ・にんにく・にら・らっきょう・あさつき)を除いた食生活
・ペスクタリアン 菜食と魚を摂取する食生活(ベジタリアンではない)
・フレキシタリアン 菜食と動物性食品を組み合わせた食生活
以下に詳細をご紹介します。
ラクトオボベジタリアンとは?
ラクトオボベジタリアンとは、乳製品と卵を摂取するベジタリアンのことです。牛乳を意味する「ラクト」と卵を意味する「オボ」とベジタリアンが合わさった言葉です。
ヨーロッパでは最も多いベジタリアンです。現代の食事には一番取り入れやすい菜食生活ではないでしょうか。しかし、花粉症で乳製品が原因の方がいます。そのような方は、やはりヴィーガンやオボベジタリアンがおすすめです。
オリエンタルベジとは?
オリエンタルベジとは、ヴィーガン食から五葷(ネギ・にんにく・にら・らっきょう・あさつき)を除いた食生活のことをいいます。日本ではよく知られている精進料理がこれにあたります。
五葷は、精神を乱し、臓器を傷つけるといわれています。そのため修行僧たちは、動物性食品に加えて五葷も摂取しません。また、五葷はにおいが強いため、ペットがこれらを食べると中毒死するともいわれています。
ペスクタリアンとは?
ペスクタリアンとは、菜食と魚を摂取する食生活のことです。ペスカタリアン、ペスキタリアンともいわれます。魚を摂取するため、ベジタリアンではないです。ペスクタリアンが魚を摂取する理由は、魚には痛覚がないといわれているからです。
またヴィーガンですと、ビタミン12が野菜からでは摂取できないため貧血になりやすいといわれています。さらに、必須脂肪酸のひとつのオメガ3脂肪酸が摂取できるため、血流を良くして心疾患を予防し、コレステロールや中性脂肪を下げる効果もあります。
ペスクタリアンも取り入れやすい食生活ではないでしょうか。
こちらの記事もご参照ください。