多くの人がヴィーガンになる理由とは?詳細を徹底解説

多くの人がヴィーガンになる理由とは?詳細を徹底解説

ヴィーガンに関わるさまざまなアンケート結果をご紹介しながら、多くの人がヴィーガンになる理由を探ります。意外な回答もあるかもしれません。

ハッピーキヌア編集部
2022年02月11日
多くの人がヴィーガンになる理由とは?詳細を徹底解説

理由3. 動物福祉

イギリスでは「動物福祉のため」が24%

イギリスで「動物福祉のため」をヴィーガンになる理由に挙げる人は、「環境のため」と同率の24%です。

 

私たちの生活は、食用や衣料用などで、動物を犠牲にしています。そのため、動物の命を尊重し、保護しようという意識からヴィーガンになる人もいます。

 

キャンペーンにより肉を食べないメリットを知った人は39%

イギリスでは、39%の人が、肉の消費を減らそうというキャンペーンにより、肉食を制限するメリットを知ったと言います。

 

肉を食べない日を月曜日と定めた「ミートフリーマンデー」

ベジタリアンを推進するイベントが行われる「ナショナル・ベジタリアン・ウィーク」

毎年1月にヴィーガンになろうというキャンペーン「Veganuary」

 

などから影響を受けているそうです。

 

このような運動では、ヴィーガンが健康だけでなく、環境保護や動物福祉に貢献することを訴えているため、ヴィーガンになる大きな動機になっていると受け止められています。

 

日本ではヴィーガンに関心があり動物製品を制限している人は26.3%

日本では、ヴィーガン、ベジタリアンに「とても関心がある」「やや関心がある」と回答し

た割合は合計40.8%。

 

そのうち、「動物製品を一切利用しない」「動物製品をなるべく利用しない」という人が合わせて26.3%います。

※2020年時点で20~40代前半の年齢層が対象(n=1,000)

参考:農林水産省「令和2年度 フードテック振興に係る調査委託事業の報告書」

 

ヴィーガンに関心のある人は、意識的に動物製品を使用することを避けるケースもあることが分かります。

 

この割合は、動物福祉の観点から、イギリスでヴィーガンになる人の割合と同じくらいです。

 

ヴィーガンのキャンペーンやSNS配信がポイント

日本のヴィーガンは約2%で、世界の3%と比較すると少ない人口です。

 

ヴィーガンが増えているイギリスを例にとってみると、「健康のため」「環境への配慮」「動物福祉」の3つが、ヴィーガンになる大きなきっかけになっています。

 

そして、ヴィーガンは、16-34歳の年齢層が多いこと、ヴィーガンを呼びかけるキャンペーンや、健康に関わる情報を発信するブロガーから影響を受けていることが分かりました。

 

日本では、20-40代前半の人たちの間で、海外のヴィーガン情報を得ており、その影響を受けていると考えられます。また、環境保護や動物福祉の意識も持っていることも一つの要因です。

 

国内外でヴィーガンのキャンペーンやSNSでの発信など、ヴィーガンの魅力を伝える情報が多くなれば、今後もヴィーガンになる人は増えていくでしょう。

 

イギリスのヴィーガン情報についてはこちらの記事もご覧ください。

「ヴィーガン大国イギリスの特徴を徹底解説。日本で買えるものもご紹介。」

参考

Ipsos MORI, An exploration into diets around the world. Ver. 1, 2018

『日本のベジタリアン・ヴィーガン・フレキシタリアン人口調査 by Vegewel』

農林水産省「令和2年度 フードテック振興に係る調査委託事業の報告書」

Analysis conducted by finder.com

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