ヴィーガン大国イギリスの特徴を徹底解説。日本で買えるものもご紹介。
ヴィーガン発祥の地であるイギリスはヴィーガンの人口が増加しており、食品や生活用品もヴィーガン向けのものが続々登場しています。この記事ではそんなヴィーガン大国イギリスの特徴、ヴィーガンが多い理由、 さらに食や生活用品といったヴィーガンフレンドリーな商品までご紹介していきます。
この記事では、そんなヴィーガン大国イギリスの特徴、ヴィーガンが多い理由、 さらに食や生活用品といったヴィーガン商品までご紹介していきます。
増え続けるイギリスのヴィーガン人口
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イギリスにおけるヴィーガンの人口は年々増加しています。
2021年にfinderが行った2,000人の成人を対象にした調査によると、イギリスのヴィーガン人口は過去12か月で445,428人(40%)増加しています。
現在イギリスにはヴィーガンの成人が150万人がおり、ベジタリアンやペスカタリアンを含めると、肉を含まない食事をとっているイギリス人は720万人にも上ります。
(出典:Finder.com「UK diet trends 2021」)
また、2014年にイギリスで生まれた「Veganuary」というヴィーガンコミュニティがあり、毎年1月の1ヶ月間だけヴィーガンになることを奨励するキャンペーンを行っています。
The Guardianによると、2021年のVeganuary登録者は過去最高の500,000人を記録しました。
そして、そのうちの1/4に当たる12,500人がイギリスを拠点にしており、1ヶ月間ヴィーガンになるチャレンジに参加しました。
さらには、初めてイギリス大手スーパーのTescoがVeganuaryの宣伝広告を出し、その他複数のスーパーもVeganuaryの情報やヴィーガンレシピなどを紹介するWebページを作成しました。
(出典:The Guardian「Record 500,000 people pledge to eat only vegan food in January」)
このように、近年イギリスではヴィーガンを実践する人や、ヴィーガンに関心をもつ人々が増えています。
そして、個人だけではなく企業も積極的なアクションを行うようになってきているという特徴があります。
一体なぜイギリスではヴィーガンが増え続けているのでしょうか?以下、その理由について解説していきます。
なぜイギリスでヴィーガンが増えているのか
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イギリス人がヴィーガンになる主な理由として挙げられるのが「健康」と「動物福祉」です。
Mintelが1,000人以上の成人を対象に行なった調査によると、肉の消費量を減らすことに関心のある人の49%が健康ためにそうすると答えました。
次いで体重管理、動物福祉、環境問題が大きな動機でした。
一方、肉を含まない食事をとっている人の50%以上が肉を食べない理由として動物福祉を理由に挙げています。
(出典:BBC「Veganism: Why are vegan diets on the rise?」)
イギリスは最も動物福祉が進んでいる国の一つです。
世界最古の動物福祉団体RSCPAをはじめとする様々な動物愛護団体が活動しており、動物福祉に関する法整備も進んでいます。
健康的な食事以外に、動物福祉への高い意識があるからこそヴィーガンというライフスタイルが多くのイギリス人に受け入れられていると推測できます。