サステナブルな食の新ブランド「GREEN KEWPIE」誕生!第一弾はプラントベースドレッシングが登場
キユーピーから地球も人も持続可能な食生活の実現へ向けたサステナブルブランドが登場。知っておきたい養鶏の裏側について触れながら、第一弾として登場したプラントベースのドレッシングの魅力をご紹介します。
キユーピー株式会社は、国内最大シェアを誇るマヨネーズ「キューピーマヨネーズ」で知られるマヨネーズメーカーで、海外にも進出しています。
そのマヨネーズ大手の同社は今回、プラントベースフードなど、サステナブルな食を提案する新ブランド「GREEN KEWPIE(グリーンキューピー)」を立ち上げました。
その第一弾として、国内向けにプラントベースのドレッシング「植物生まれのごまドレッシング」と「植物生まれのシーザーサラダドレッシング」を2023年3月16日から発売開始しました。
続けられるおいしさにこだわった、植物生まれのドレッシング
新商品2品は、卵や乳などの動物性原材料の代わりに、植物性原材料で作ったプラントベースのドレッシング。
プラントベースならではの素材の風味や、まろやかなコクが感じられる味わいが特徴です。
同時にプラントベースフードへの期待が高い「カロリーカット」も実現。
「植物生まれのシーザーサラダドレッシング」では、一般的なシーザーサラダドレッシングの主原料である「チーズ」の代わりに豆乳やみそなどを使用し、チーズらしいコクとうま味が再現されています。
また、2品とも長年のマヨネーズ研究で培った乳化技術により、卵を使用せずに乳化状のなめらかさを再現しています。
日本の食卓で長く愛されてきたマヨネーズをそのまま美味しくプラントベースに生まれ変わらせ、日々の食生活に取り入れやすい、継続できる「おいしさ」「手軽さ」を実感できる商品に作り上げられています。
メニュー例
ごまドレッシングとシーザーサラダドレッシングがあれば、和洋中どのような料理にも合うサラダを手軽に作ることができます。
ぜひ、お近くのスーパーなどで見かけたら試してみてはいかがでしょうか。
養鶏を必要とする産業の裏側
近頃、キユーピー株式会社のみならず、卵や乳製品を取り扱う国内外の企業が「プラントベース」「ヴィーガン」商品の開発に力を入れています。
なぜなら、これからは「ヴィーガン対応でなければ消費者から選ばれなくなる可能性が高い」というのも理由の一つであると言えます。
ドレッシングやマヨネーズなどの加工品は、一見、卵や乳製品が入っていなさそうにも見えますが、もちろんヴィーガンではありません。
原材料を確認すれば、必ず卵や乳が含まれていることがわかるでしょう。
そして、その製造過程を辿ってみると、工業型畜産の背景では動物の尊厳が傷つけられ、数多くの命が犠牲になり続けていることに気がつくはずです。
以下の映像は、動物擁護団体PETAのアジア支部が2021年に公開した日本の養鶏場で撮影された凄惨な映像です。
人間の食糧のために死ぬまで卵を産み続ける苦痛に耐え続け、劣悪な環境と乱雑な扱いにより身も心もストレスでボロボロになる鶏たち。
病気や怪我をしても放置され、袋の中に入れられて窒息させられることもあります。
このような惨状は、もちろんこの養鶏場のみに限りません。
その事実から目を背けたくなる人も多いでしょう。
しかし、動物から搾取している以上、特に日頃スーパーで見かけるような卵や乳製品の加工食品はこのような犠牲を経て私たちの消費活動に繋がっていることから目を逸らしてはならないと、こういった現実にしっかり目を向ける消費者が世界的に増えています。
現実と向き合い、責任ある一人の消費者として、動物の尊厳と環境のために行動を起こす人々が増えている昨今、卵・乳製品業界のプラントベースへの以降は必至という認識が広まっているのかもしれません。
まとめ
国内最大シェアを誇るのマヨネーズメーカー、キユーピーの新ブランド「グリーンキューピー」。
今まで国内外の家庭、飲食店で長年親しまれてきたキューピーマヨネーズがついにプラントベースへの大きな一歩を踏み出しました。
実は、すでにキユーピーからは「卵を使っていない キユーピーエッグケア」というプラントベースマヨネーズが販売されておりますが、あまり店頭では見かけられないレアな商品かもしれません。
今後、グリーンキューピーの誕生でプラントベースラインナップがより身近になると嬉しいですね。
これからも新しい時代のライフスタイル、ニーズに適応し続け、キューピーはよりサステナブルに進化を遂げていくのでしょうか。
次の新商品にも期待が高まります。
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