未来のために、環境活動家として世界を巻き込み奮闘するグレタ・トゥーンベリを徹底解説
スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん。完全菜食主義のヴィーガンでもある彼女の生い立ちや、気になるエピソードなどを、ご紹介します。
目次
地球環境のため、グレタさんファミリーが実践していること
温室効果ガスを抑制して地球温暖化を防止するため、ヴィーガンになったグレタさんファミリーは、持続可能な未来の地球環境のため、以下のことを行っています。
- 二酸化炭素の排出量を抑えるため、たとえ遠方へ出かける場合でも移動手段に飛行機を使用しない。
- ガソリン車のかわりに、電気自動車を利用する。
- 自宅の敷地内で、無農薬野菜を栽培している。
- 家の屋根にソーラーパネルを取りつけている。
国連の気候変動サミットに参加するための移動手段として、飛行機のかわりにヨットを使い、イギリスからアメリカのニューヨークまで大西洋を横断したこともあるほどです。
飛行機を使わなければ「エコロジカル・フットプリント」(地球環境への負荷の大きさを測る指標)を、大幅に減らすことができます。
エコロジカルフットプリントを抑えることで、地球環境への負荷が減少し、持続可能な未来の地球環境を守ることにつながっていくことでしょう。
資源を大切に、自給自足を心掛けるグレタさんファミリーの、ストイックなヴィーガンライフには、とても感心させられます。
未来を手に入れるための学校ストライキ
2018年8月20日、グレタさんは「Skolstrejk for klimatet(気候のための学校ストライキ)」と書いたプラカードを作り、ストックホルムの国会議事堂の前に、たった一人で座り込みました。
彼女の要求は「スウェーデン政府が、パリ協定に従い、二酸化炭素の排出量を削減すること」です。
ストライキを行っている間、学校には行かず8:30~15:00まで座り込みを続ける彼女の行動は、たちまちメディアの関心を引き、世界に向けて報道されました。
ほどなく、グレタさんの隣には、彼女に賛同する他の子どもたちが座るようになったのです。
Fridays For Future (未来のための金曜日)
グレタさんがたった一人で始めた学校ストライキは、若者を中心に多くの人々に共感されました。
それはやがて「Fridays For Future (未来のための金曜日)」運動となり、各国に広まっていったのです。
2019年2月22日、日本国内でも、Fridays For Future運動が始まりました。
スタート時、東京の国会議事堂前で行われたアクションに集まったのは、たったの15人のみでした。
しかし、その後半年間で参加者は5000人まで増加し、2019年11月には、25都道府県28地域にFridays For Futureの各支部が立ち上げられ、今もその数は増え続けています。
さらに、世界各国で、気候変動への対策を求める何百人もの若者が参加するなど、Fridays For Future運動は、世界的な広がりをみせているのです。
グレタさんが訴える、気候変動問題について
急激な気候変動による地球温暖化の影響で、この100年の間に、地球の平均気温は1℃近く上昇し、世界各地が異常気象に見舞われています。
気候変動の主な原因となっているのは、自動車や飛行機、工場などから排出される二酸化炭素(CO2)やフロンなどの温室効果ガスの増加、森林伐採などです。
温室効果ガスは、海水の温度を上昇させ、森林破壊はゲリラ豪雨や洪水、干ばつなどを引き起こします。
このまま何も対策をしなければ、2030年までに約1.5℃、地球上の平均気温が上昇するとされています。
大気中に大量に排出される、二酸化炭素(CO2)の量を減らさない限り、気候変動を止めることはできません。
グレタさんは、将来、自分の子供や孫世代が安心して暮らすことができるよう、二酸化炭素の排出量削減に向けての国際レベルでの対策を求め、政治家や各国の要人に訴え続けているのです。
まとめ
急激な気候変動による地球温暖化を食い止めるために立ち上がった、スウェーデンの若き環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん。
環境のため、自らヴィーガンの生活を実践されています。
「未来が欲しいから、ストライキを行う」彼女は生命力にあふれ、大勢の人たちを前に堂々とスピーチする姿は、まさに環境保護活動家のリーダーそのものです。
たった一人で始めた「気候のための学校ストライキ」は、世界の国々に広がり、たくさんの人々がストライキに参加しています。
未来の世代が安心して暮らせる地球環境を取り戻すため、グレタさんは、今日も活動しているのです。
ハッピーキヌアヴィーガンメディアのこちらの記事も、ぜひご参考になさってください。