グミはヴィーガンじゃない?ゼラチンの原料について解説
グミなどに使用されるゼラチンの原料は、実は牛や豚の皮や骨などの動物性タンパク質です。今回は植物由来のヴィーガングミや、ゼラチンに代わるプラントベースの凝固剤について、皆さんにご紹介します。
おやつの定番ともいえるグミですが、市販されているグミのほとんどには、ゼラチンという成分が含まれていることを、みなさんはご存知ですか?
ゼラチンといえば、お菓子作りをする際に、ゼリーやババロアなどを固める時に使う材料というイメージを持たれている方も多いと思います。
実は、このゼラチンの原料に、牛の骨や豚の皮などから抽出されたコラーゲンが使われているのです。
そのため、動物性タンパク質で作られているゼラチンは、ヴィーガン食品ではありません。
今回は、グミやゼリーなどに使われているゼラチンの原料について解説させていただきます。
グミに使われている原材料

グミは、およそ100年前にドイツで生まれたお菓子で、原材料には、水あめ、砂糖、ゼラチン、果汁などが使われています。
弾力のある固いグミから柔らかいグミまで、様々な食感のグミが市販されていますが、グミの弾力や独特な食感は、ゼラチンによって生み出されるものです。
このゼラチンの含有割合によって、固くなったり柔らかくなったりとグミの食感を変えることができるため、ゼラチンはグミを作る際、とても大切な原材料になっているのです。
ゼラチンの原料と製造方法

グミの主な原材料であるゼラチンになるのは、牛の骨や皮、豚皮、魚の皮などに含まれている不溶性のタンパク質(コラーゲン)です。
これらの原料を、酸やアルカリを使って処理をした後に水でしっかりと洗い、熱を加えてコラーゲンを抽出した後、精製・乾燥させたものがゼラチンになります。
また、ゼラチンは原料の種類によって、風味や弾力が異なりますが、主にグミに使用されるゼラチンの原料となっているのは、豚や牛の皮が多いようです。
ゼラチンとアレルギー

動物由来食品のゼラチンは、消費者庁の「アレルギー物質を含む食品に係わる表示制度」で、加工食品への表示が推奨されている食品のうちの1つです。
ゼラチンに含まれるたんぱく質が注射などで体内に入ることによって、まれにアレルギー反応を引き起こすことがあるようです。
日本ゼラチン・コラーゲン工業組合によりますと、一般の方が普通にゼラチンを口にすることで、ゼラチンアレルギー体質になってしまうことは、まずないようですが、ゼラチンは、牛、豚、魚由来の食品だということを念頭に入れておかれるとよいかもしれません。