ハラルフードとは?ヴィーガン食とは何が違うのか徹底解説
ハラルフードをご存知でしょうか?ハラルフードはヴィーガンと混同される方も多くいます。今回は、ハラルフードについて紹介していきます。
ハラルフード、最近雑誌やレストランなどでよく耳にする言葉ではないのでしょうか?
ハラルとはアラビア語で「許容される」という意味です。
その意味の通り、ハラルフードはイスラム教徒が口にして良いとされる食べ物や料理です。
ハラルフードはヴィーガン食とはまた少し違ったものです。
イスラム教徒はなぜハラルフードしか食べないのか、ヴィーガン食との違いについて、イスラム教徒の食文化とともに解説していきます。
イスラム教徒は何を食べる?
イスラム教は、1日5回の礼拝やラマダンと呼ばれる断食週間などの、戒律の多い宗教であるということは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
もちろんこれらは、イスラム教徒の慣習なので、私たち日本人が思うほど、イスラム教徒にとっては厳しいものではないそうです。
しかし、その戒律の中で厳しくルールが決められていると思われているのが、食事に関するルールです。
イスラム教の戒律はすべてコーラン聖典に書かれています。
コーラン聖典に書かれている食べてはいけないものは、アルコール類、豚肉、そして鱗の付いていない魚貝類の3種類です。
たった3種類の食品が禁じられているだけなのに、なぜイスラム教徒は食事に関して厳格だと言われるのでしょうか。
コーラン聖典が全て
イスラム教徒の教えは食事を含め、コーラン聖典の教えを守らなければなりません。
コーラン聖典はキリスト教の聖書のように宗教に関してのみの教えだけではなく、普段の生活に関しても述べられているために、イスラム教徒にとっては、行動規範集のようなものになります。
コーラン聖典に述べられている通りに、行動をしなくてはいけません。
イスラム教徒が口にする、食料、料理もコーラン聖典に則っていなければいけないのです。
そのため、イスラム教徒の食事制限は厳しいと思われています。
しかし、イスラム教徒は、食事は神から与えられる報酬と考えており、食事を楽しむことをとても大事にしています。