【動物性不使用】植物由来で温かい!話題のエシカルダウン「カポックノット」とは?
カポックをふんだんに使った動物性素材を使わない「エアーライトジャケット」とは?東南アジアでとれるカポックは、プラントベース素材でありながら、ふわふわの柔らかさと温かさを誇る新素材です。詳細を徹底解説します。
目次
傘の20倍の耐水性で雨・雪の日でもOK
冬場のコート・ジャケットの問題は、雨に濡れるとずしっと重くなること。
そして曇り空が続いてしまうと、数日に渡って乾かないということも…
この「エアーライトジャケット」は、特殊なプラントベース由来のコーティングがされているため、傘の20倍の耐水性があります。
雨が降っても染み込まないので、自分が濡れてしまうこともありませんし、濡れた後のお手入れもとっても簡単です。
雨の日も、雪の日も濡れることを心配しなくてフル活用することができます。
プラントベース素材であるカポックとはどんな素材?
KAPOK KNOT社が試行錯誤して作り上げたカポックとは、どのような素材なのでしょうか。
アパレルブランドのプラントベース化が進む昨今、注目されている「木に実るダウン」と呼ばれる素材をご紹介してきます。
カポックとは東南アジアに生息する植物
日本に暮らしていると馴染みのないカポックですが、主に東南アジアで収穫される木の実からとれるコットンです。
以前から注目はされていましたが、とても細くて短い繊維を商品化するのが難しく、一部のライフジャケットやクッションなどにしか使い道がないとされてきた素材です。
そこに目をつけたカポックノットは、大手企業と研究開発を進め、無事商品化に成功しました。
多くのファッションブランドが、ヴィーガン素材やよりサステナブルな素材へと移行が進む中で、これからますますカポックが注目されることは間違いなしです。
従来のコットンよりも細くて軽い
カポックの大きな特徴は、とにかく軽いという点が挙げられます。なんと普段手にするコットンの1/8の軽さと言われています。
だからこそ、今回の「エアーライトジャケット」は、500gという信じられない軽さの仕上がりになっています。
一般的なダウンが800-1,000gと言われているので、普通のダウンの約半分の軽さで、同じくらいの温かさが得られるということです。
軽いからこそどのようなシーンにも使えるし、冬にありがちな着ぶくれの恐れもありません。
自然由来だから呼吸をする素材
プラントベース素材の大きな特徴は、生き物ゆえに「呼吸をする」という点です。
ステンレス製のテーブルよりも、木製のテーブルの方がほっとするのは、単純に見た目だけでなく、シーズンに合わせて素材が呼吸をしているから。
それと同じで、プラントベース素材のカポックは寒い時期に湿気を吸い込んで、温かく発熱してくれます。
一方で、暑いときには湿気を吐き出してくれるので、熱がこもることがありません。
この機能は、素材がプラントベースならではです。ぜひ着てみて体感してください!